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特定の病名ではなく、心臓(心筋)への血液の供給が途絶えることで起こる発作の総称。
狭心症や急性心筋梗塞が原因となる。*1
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血清脂質のひとつ。体内で合成される固体の脂質で、ホルモンの生成や細胞膜の構成に必要。コレステロールは体内で、1日に体重1kg当たり約12mgが生成される。コレステロールの前駆体はアセチルCoAから合成されるメバロン酸。体内でのコレステロール合成量は食事として摂取されるコレステロールの量によって調整され、摂取したコレステロールの量がそのまま血液中のコレステロールに反映されるわけではない。コレステロールを多く摂取したときには肝臓で作られるコレステロール量が減少し、逆にコレステロー…
心臓の筋肉。横紋筋に分類される。意志で動かすことのできない不随意筋。心筋は横紋を有する不随意筋です。横紋を有する点は骨格筋に、不随意の点は平滑筋に類似し、骨格筋と平滑筋の中間に位置する筋肉であると言われています。各細胞が分岐して相互に網状につながっている点が特徴で、これらのつながり部分を介在板(intercalated disk)といいます。約1秒に1回の頻度で発生する活動電位が心臓全体に伝わり、心筋細胞の中のカルシウムイオンの濃度が瞬時に高まり心筋細胞が収縮することで、心臓…
一定のリズムで絶えず全身に血液を循環させるために動作する器官。高さ約14cm、幅10cm、厚さ8cm。重さは250〜300g。主に筋肉(心筋)で構成される。左右の肺の間に位置し、心臓の前面は胸骨体および第2〜第6肋軟骨の内面に接し、後面は第5〜第8胸椎に接する。心臓の3分の2は身体の中心から左、3分の1は右にある。酸素が少なくなった全身の静脈の血液は右心房に流れ込み、右心房の血液は右心室から肺動脈を介して肺に送られ肺で酸素を受け取る。その後、肺から肺静脈を介して左心房に戻り、…
心臓の血管の狭窄などによる心筋の虚血によって起こる発作。狭心痛と呼ばれる激痛を伴う。動脈硬化の悪化などによって血管が破れて血栓ができ、それによって完全に血流が途絶えると心筋梗塞へ進行する。狭心症の自覚症状は締め付けられるような胸痛。痛みは数分から十分程度で治まる。動悸や呼吸困難、めまいなどが起こる場合もある。-安定狭心症--労作性狭心症--冠攣縮性狭心症-不安定狭心症狭心症の多くは労作性狭心症とされる。心筋が虚血になると心臓は酸素不足のためポンプとしての働きが悪くなります。虚…
突然死の原因となり得る急性の心筋梗塞。心臓発作のひとつ。急性心筋梗塞症とも呼ばれる。致死率は約40%だが、病院で適切な治療を受けた場合は90%以上が生存するため、病院到着前に死亡するケースが多いとされる。最もよく起こる自覚症状は、突然の胸痛や胸部圧迫感。不安定狭心症が悪化して引き起こされる恐れがある。緊急で心臓カテーテル検査を行い、狭くなった冠動脈などを広げる経皮的冠動脈形成術を行う必要がある。急性心筋梗塞症は、“プラーク”と呼ばれる血管内の動脈硬化巣の破綻と、それに引き続い…
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