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心臓と血管の総称。
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プラスミノーゲン活性化因子を特異的かつ即時的に阻害して血栓を溶解する線溶系の開始段階を制御するタンパク質。組織内において血管内皮細胞の遊走を担う。プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1。血管内皮細胞や肝臓(肝細胞)、平滑筋細胞、血小板などから産生され、血栓形成部位においてtPAを速やかに阻害し、プラスミンの生成を抑制してフィブリン血栓の溶解を阻害する。血液中では活性型、プラスミノーゲンとの複合体、活性のない潜在型などとして存在するが非常に不安定。ビトロネクチンに結合する…
数時間〜数日の間で急に腎臓の機能が低下する症状。敗血症や心血管の手術後、腎がんに伴う腎部分摘出などに生じる合併症として見られる。尿から老廃物を排泄できなくなり、体内の体液を調節できなくなる。症状は尿量減少やむくみ、食欲低下、全身倦怠感など。尿の量が減少しない場合も確認されている。腎臓の尿細管細胞に急激なストレスがかかり、広範な領域に細胞死が生じます。死んでしまった尿細管細胞は、尿細管から剥がれ落ち、尿の通り道を塞いでしまいます。これが広範にわたって生じると尿を生成できなくなり…
特定の部位にのみ働く麻酔。神経細胞の細胞膜内部で電位依存性ナトリウムチャネルを阻害することによる神経伝導の抑制による効果。局所麻酔の副作用は、多くの場合偶発的な血管内注入によって発生する。中枢神経のナトリウムチャネルは心筋に比べて局所麻酔に対する感受性が高いため、通常、中枢神経症状が先行し、やや遅れて心血管症状が発現する。また、ベンゾカインやプリロカインをはじめとするいくつかの局所麻酔薬では、稀にメトヘモグロビン血症が発生し、酸素投与でも改善しない酸素飽和度の低下やチアノーゼ…
アンジオテンシンのひとつ。アンジオテンシン変換酵素によってアンジオテンシンⅠから生成される。血管収縮作用や血圧上昇作用を持つため、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は降圧薬として使用される。時に心血管系組織障害をもたらす。また、副腎のアルドステロンの分泌を介して腎臓でのナトリウムの体内貯蔵を促す。アンジオテンシンⅡは、AT1受容体を介して細胞内カルシウムおよびジアシルグリセロールの上昇と、それに続くPKC-NADPHオキシダーゼ経路の活性化を惹起することが知られている。…
通常検出できない微量なCRP値。高感度CRPの測定は、冠動脈疾患を有さない健常人および心血管患者における心臓死、急性心筋梗塞、急性冠症候群、脳卒中などの予知因子として有用とされる。性や年齢、喫煙や肥満の有無に関わらず、血清高感度CRP値が高いと循環器疾患死亡のリスクが高くなる傾向があることが報告されている。
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