健康用語WEB事典

急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia : ALL)

小児に多い血液がんの一種。骨髄での造血障害による白血球減少により免疫力が低下し、発熱肺炎貧血倦怠感息切れ出血傾向などの症状が現れる予後不良な疾患。*1*2

このがん細胞が増えるためにはアスパラギンなどのアミノ酸が必要であるため、アスパラギンを枯渇させるL-アスパラギナーゼ?などが治療薬として用いられる。

L-アスパラギナーゼ?を用いた治療にオートファジー阻害薬のクロロキンを併用することで治療効果が増強されることが報告されている。*3

*1急性リンパ性白血病|慶應義塾大学病院 KOMPAS: http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000629.html
*2化学療法抵抗性または造血細胞移植後再発のCD19陽性急性リンパ性白血病に対するpiggyBacトランスポゾン法によるキメラ抗原受容体遺伝子改変 自己T細胞の安全性に関する臨床第Ⅰ相試験の開始について - プレスリリース - 病院からのお知らせ | 名古屋大学医学部附属病院: https://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/news/press-release/2018/02/05152523.html
*3浜松医科大学 急性リンパ性白血病におけるL-アスパラギナーゼ投与時のオートファジー作用の解明 オートファジーを標的とした急性リンパ性白血病に対する新規治療法への期待: http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20170328_1.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-02-21 (木) 06:44:04