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急性灰白髄炎(poliomyelitis)

ポリオウイルス運動中枢?感染することで起こる、急性弛緩性麻痺を主な症状とする感染症2類感染症に分類される。ポリオとも呼ばれる。*1

主に5歳以下の幼児感染が広がる。初期症状は発熱倦怠感頭痛嘔吐の硬直、四肢の痛みなど。*2

重症になると四肢随意筋(多くは下肢)の弛緩性麻痺?が現れる。

ポリオの大流行は1960年、北海道に起こった。炭礦の夕張市に始まり、爆発的に全道に広まり、1602人の子どもが罹患し、127人が死亡、830人に四肢体幹の障害を残した。*3

感染は1988年から99%減少し、2016年は37件の感染報告のみとなっているが、絶滅したわけではない。*4

*1感染症法に基づく医師の届出のお願い |厚生労働省: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html
*2WHO | Poliomyelitis: http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs114/en/
*3河邨式脚延長術 標本館運営委員 内山英一 札幌医科大学保健医療学部理学療法学科 基礎理学療法学講座教授: http://www.sapmed.ac.jp/medm/7-38.html
*4WHO | Does polio still exist? Is it curable?: http://www.who.int/features/qa/07/en/

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このページの最終更新日時: 2018-05-03 (木) 14:19:28