健康用語WEB事典

急性虫垂炎(acute appendicitis)

虫垂で起こる炎症盲腸とも呼ばれる。年齢を問わず発症するが、10~20代が多いとされる。

虫垂炎は、一般には“もうちょう”もしくは“盲腸炎”という通称で知られていますが、これは昔、虫垂炎の発見が遅れ、炎症盲腸まで広がった状態で発見されたケースが多かったことに由来しています。*1

糞石などの異物が虫垂の中で詰まることが原因となる。重症化すると虫垂に穴が開き、腹膜炎が起こる恐れがあるため手術が行われることが多い。*2

初期状態ではの上部周辺に痛みが現れ、徐々に痛み腹部右下に移る。その頃には発熱(37~39℃)を伴っている場合がある。「が痛い」として受診する患者が多いとされる。

その他の症状は食欲低下、嘔吐下痢など。*3*4

*1急性虫垂炎(世間で云う“もうちょう”): https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/kochi/20140325001/201609080003.pdf
*2急性虫垂炎の手術適応決定における単純CT検査の有用性: https://www.jstage.jst.go.jp/article/ymj/58/5/58_5_203/_pdf
*3千葉大学医学部附属病院 急性虫垂炎 病態と手術についての説明: http://www.ho.chiba-u.ac.jp/pedsurg/word%20doc/appe.htm
*4強い痛み・血圧急低下… 大人の盲腸、重症化に注意|ヘルスUP|NIKKEI STYLE: https://style.nikkei.com/article/DGXKZO80493430U4A201C1EL1P01

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このページの最終更新日時: 2018-02-18 (日) 09:33:06