健康用語WEB事典

関連する用語

感覚性失語を参照。

運動性失語と感覚性失語が同時に起こる失語。

言語障害のひとつ。話すことができなくなったり呂律が回らなくなったりといった症状が現れる。外傷や腫瘍、脳血管傷害などによる大脳の言語中枢の損傷が原因となる。脳卒中の後遺症として多い。失語症とも。-運動性失語（ブローカ失語）-感覚性失語（ウェルニッケ失語）-伝導失語-健忘失語-全失語右利きの人は左側の脳の損傷によって失語が起こることが知られている。

大脳皮質の一部。脳の左右（後方側面）に位置する部位。視覚や聴覚などの認識や記憶の中枢として知られている。物体についての記憶を想起する際に用いられる神経回路が存在する。情動に関わる機能を持つ。深部には海馬、左の側頭葉には言語中枢（ウェルニッケ野）が存在する。

上前頭回に存在する、言語の意味の理解に関わる言語野。ウェルニッケ領域とも呼ばれる。ここを損傷すると、言葉の理解力や意味のある言葉を話せなくなる。ウィルニッケ Wernicke は，その反対の症例を報告した。すなわち話し言葉は流暢だが，話された言葉を理解できない患者を報告した。この患者は単語の使い方が不適切で，発音上の誤りも認められた。責任病巣として第一側頭回から登頂葉に渡る領域を挙げた。

参考文献一覧

ご意見・ご要望をお聞かせください。