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感覚の伝達に関わる神経。
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生物の形態形成に関わる分子。細胞が組織中で自身の位置を把握する際に使う。Wnt8やBMP、FGF、ヘッジホッグ(Shh)など。発生、変態、再生の際、体の一部の発生源から組織の中に分泌されて濃度勾配を形成する物質で、その濃度が組織の中の「座標」となり、組織や個体の形態形成を助ける。例えば、Shhタンパク質は代表的なモルフォゲンのひとつで、体肢芽における指のパターニングのほか、神経管を腹側化して運動神経と感覚神経を分化させる。
皮膚から脊髄に痒みの信号を伝達するタンパク質。皮膚を繰り返し引っ掻くことで感覚神経においてNPTX2が増加し、痒みが増強されることが報告されている。タグ:
TRPVのひとつ。後根神経節や全身に分布する感覚神経の神経終末の細胞膜に存在するバニロイド受容体。カルシウムイオン透過性の高い非選択性陽イオンチャネルであり、43℃以上の熱や酸(プロトン)などの刺激によって活性化する。カプサイシンなどの辛味(痛み)刺激を感じる受容体のひとつ。また、TRPV1の活性化によって、TRPV1と同じ感覚神経に発現しているアノクタミン1の活性化を誘発し、その辛さを増強する。TRPV1 は,おもに末梢知覚神経C線維上に存在し,カプサイシンやpH6以下の酸…
複数の末梢神経が障害される疾患(ポリニューロパチー)のひとつ。病原体の感染がきっかけとなる自己免疫疾患の一種と考えられている。患者の約60%の血液中に末梢神経の構成成分である糖脂質(特にガングリオシド)に対する抗体が存在する。神経の障害の違いによって以下のように分類される。国内ではAIDPが約40%、AMANが約60%を占めるとされる。-有髄神経の脱髄が主体--AIDP(脱髄型または古典型)-軸索の障害が主体--AMAN(純運動型、運動神経のみに起こる)--AMSAN(運動神…
サンショウに含まれる辛味成分。分子内に4つの二重結合を含むアミド。ヒドロキシ-α-サンショオールとも。大脳に作用し内臓の働きを活発化させる働きや麻痺作用を持つ。辛味はカプサイシンに比べて非常に弱いが、TRPV1の活性化し、麻酔のような痺れをもたらす。また、カリウムチャネルのKCNK3とKCNK18の抑制を介して痛覚だけではなく触覚に分類される感覚神経を活性化することが報告されている。
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