健康用語WEB事典

関連する用語

トウキ

セリ科の多年草。その根を湯通ししたものは生薬として用いられる。漢字では当帰。ホッカイトウキも同様に生薬となる。成分としてリグスチリドやブチリデンフタリド、スコポレチン、フェルラ酸、バニリン酸などを含む。生理不順や生理痛、腹痛、不妊症などの婦人科系疾患に用いられる。乙字湯や紫雲膏、四物湯、当帰芍薬散などの漢方に含まれる。

センキュウ

中国原産のセリ科の多年草、またはその根茎を湯通しした生薬。漢字では川芎。成分としてアルキルフタリド（クニジリド、リグスチリド）、スコポレチンを含む。婦人科系疾患（生理不順、生理痛、腹痛、難産）や冷え症、頭痛に有効とされる。芎帰調血飲、四物湯、当帰芍薬散、女神散などの漢方に配合される。

カンゾウ

厚生労働省承認漢方の294処方の約7割に利用される生薬。マメ科のウラルカンゾウの根およびストロン（水平根茎）から得られる。漢字では甘草。主成分はグリチルリチン（グリチルリチン酸）。乾燥生薬1gあたりにグリチルリチン2.5%を含有するものが医薬品として承認される。リクイリチンとそのアグリコンであるリクイリチゲニン、イソリクイリチゲニンが含まれ、これらが腸管の収縮を抑制する作用を持つ。食品の甘味料として菓子類や味噌、タバコの香味料などにも用いられる。副作用には浮腫や倦怠感がある。…

漢方

古代中国を起源とする伝統医学、また、その分野で用いられる医薬品（漢方薬）。後に日本で発展した。漢方薬に配合される生薬のほとんどは中国大陸に由来する。使用機序の解析が困難な少量多数の成分の混合物。複数の生薬を組み合わせることによって薬効の増強や副作用の軽減などを行っているが、漢方薬中の成分に関する相互作用は不明なものが多い。一般的に漢方は、それを構成する生薬の種類が少ない方が即効性が高いが、副作用も起こりやすいとされる。「漢方」という言葉自体は、江戸時代に伝来した西洋医学（オラ…

ブクリョウ

生薬として持ちられる、松の伐採後2～3年の根に発生する菌核。漢字では茯苓。利尿、健胃、鎮静などの作用を持つ。苓桂朮甘湯、五苓散、桂枝茯苓丸、小半夏加茯苓湯などの漢方に配合される。

サイコ 柴胡 ビャクジュツ 白朮 生姜 痙攣 チョウトウコウ 釣藤鈎 神経症 認知症 せん妄 二陳湯 小児 不眠症 当帰 川芎 甘草 茯苓

参考文献一覧

*1抑肝散・肝散加陳皮半夏: http://square.umin.ac.jp/mayanagi/paper03/radio7.html
*2釣藤散が有効な頭痛 木村容子 清水悟 田中彰 藤井亜砂美 杵渕彰 稲木一元 佐藤弘: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/59/5/59_5_707/_article/-char/ja/
*3ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用): http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/5200139D1037_1_16/
*4集中治療患者に対する抑肝散の鎮静作用及び抗せん妄作用の後ろ向き検討 | 大分大学医学部 麻酔科学講座: http://www.med.oita-u.ac.jp/anesth/research/post-1.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。

抑肝散に関する情報を検索

[学術機関を検索] [政府機関を検索]

Tweet