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SNRIのひとつ。疼痛(神経障害性疼痛)に対しても効果を発揮する。商品名はサインバルタ。副作用が少なく忍容性が高い。鎮痛作用の中心は直接的な鎮痛効果であり、抗うつ作用を介しての間接的な作用は弱い。抗うつ薬としては、国内で初めて糖尿病性神経障害に伴う疼痛に適応を持つ。
気分障害のひとつ。気分が抑うつ的となる。鬱病とも表記される。ストレスによる副腎皮質ホルモンの分泌が、何らかの理由で止まらなくなることが原因と考えられている。抑うつ気分が続き、食欲を始めとする意欲の低下や睡眠障害、妄想などが起こる。抑うつ(よくうつ)気分や興味または喜びの消失に加えて、様々な症状を呈します。例えば、食欲の減退や増進、不眠や睡眠過多、精神運動の制止や強い焦燥、疲れやすさ、集中力の低下、自殺への思い、などです。例外はありますが、これらの症状が2週間以上続いたときには…
TGF-βスーパーファミリーに属する神経栄養因子のひとつ。ラットのグリア細胞株から発見された。ドーパミン神経などの神経系の保護作用を有する。気分障害患者であるヒトの血液中のGDNF濃度は健常者と比較して有意に低下していることを報告されている。また、神経新生促進、認知機能改善や薬物依存の抑制などの高次脳機能に関与することが知られている。ヒトのアストロサイトでは抗うつ薬によってGDNFの合成や遊離が増加することが報告されている。これはERKの急性の活性化とそれに続くCREBの活性…
神経伝達物質のひとつ。5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT)とも。幸せホルモンや幸福ホルモンと呼ばれることがある。前駆体はトリプトファンから生合成される5-ヒドロキシトリプトファン。メラトニンの前駆体となる。脳の覚醒に関わり、メラトニンとは逆に昼に多く分泌され、夜は分泌量が低下する。体内のセロトニンの9割は消化管(腸クロム親和性細胞)にあり、脳内の神経伝達物質として働くセロトニンは全体の約2%程度である。人体中には約10mgが存在しています。このうち90%は小腸の粘膜に、8%…
セロトニン作動性の神経細胞の過活動のため出現する様々な症状。錯乱、軽躁などの精神症状、ミオクローヌス、腱反射の亢進、発汗、振戦、発熱など。抗うつ薬の投与が原因となる。
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