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海綿由来の合成糖脂質。元はキリンビール(株)の研究チームが沖縄産海綿動物から発見したスフィンゴ糖脂質。α-GalCerとも。体内では樹状細胞などの抗原提示細胞に取り込まれ、抗原提示分子であるCD1dを介してNKT細胞を活性化する。Rは脂肪酸。NKT細胞に対する代表的な抗原であり、様々なサイトカインを産生させる。タグ:
胸腺から出たばかりで抗原の刺激を受けていないT細胞。活性化T細胞(エフェクターT細胞)になる前の状態。Th0細胞とも。ナイーブT細胞は接着因子を介して高内皮細静脈に結合し、樹状細胞から放出されたケモカインの濃度勾配に従って二次リンパ器官へと移動する。そこで抗原を取り込んだ樹状細胞に接触(抗原提示)されると活性化され、その後増殖してエフェクターT細胞となる。この抗原の提示と同時に、樹状細胞のB7(CD80/CD86)をナイーブT細胞のCD28に結合させてシグナルを伝達することが…
オキシトシナーゼサブファミリーに属するM1アミノペプチダーゼファミリー酵素。小胞体に貯留されており、MHCクラスⅠ分子への抗原提示における抗原ペプチドの最終プロセシングに関わる。-ERAP1-ERAP2一部のがん細胞やウイルス感染細胞でその発現が抑制されることが報告されている。
リンパ節や脾臓、小腸などの粘膜に存在する二次リンパ器官であり、腸管関連リンパ組織(GALT)の構成要素。粘膜上皮を介して体内に入った抗原が集積する。M細胞を持つ。パイエル板の胚中心にはIgA産生前駆B細胞が多く存在する。腸の粘膜は、食物や食物とともに摂取される外来微生物、40兆個にも及ぶ腸内常在細菌叢などの異物に常にさらされています。これらの中には病原性を持つものが含まれていることから、腸管には免疫細胞が集まったパイエル板などの腸管免疫組織が発達しています。口から入った抗原は…
樹状細胞のひとつ。プラズマサイトイド樹状細胞とも。ヒトの末梢血の単核細胞をウイルスで刺激することで大量のⅠ型IFNを誘導する特殊な細胞集団として発見され、当初はIPCと呼ばれた。ヒトにおいてはToll様受容体(TLR7、TLR8、TLR9)をエンドソーム膜に高発現し、これを介してMyD88依存的に大量のⅠ型インターフェロン(特にIFN-α)を産生する特性を持ち、ウイルスの感染に対する防御に関わる。形質細胞様樹状細胞は通常の樹状細胞(古典的樹状細胞)よりもⅠ型インターフェロンの…
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