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抗体が特定の抗原にしか反応しない性質。
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病原体感染におけるサイトカインの産生において必須な役割を果たすキナーゼ(細胞内シグナル分子)。NAKやT2K、IKKiとも。B細胞の抗体応答の抗原特異性やB細胞免疫記憶の長期記憶を司る胚中心B細胞の形成においてTBK1が必須であることが確認されている。ホスファチジルイノシトール-5-リン酸を抗原と共に免疫すると、TBK1シグナルを直接活性化することでアジュバント効果を発揮し、抗原特異的抗体を誘導することが報告されている。DNA刺激に応じたⅠ型インターフェロンの産生にはTBK1…
形質細胞やBリンパ球(B細胞)が産生する、免疫に関わるタンパク質。エミール・アドルフ・フォン・ベーリング(Emil Adolf von Behring)と北里柴三郎によって発見されたが、命名はその後に行われたとされる。主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた病原体や破損した細胞などを捉えて、それを排除する働きをする。γ-グロブリンに含まれるため免疫グロブリンとも呼ばれる。人体は、一度侵入してきた異物(抗原)に対して抗体を作り、以後同じ異物が侵入してきた時に対抗できるよう…
ひとつの物質が特定のひとつの物質にのみ反応する性質。-基質特異性(酵素と基質)-抗原特異性(抗体と抗原)
体が異物だと認識する物質。この異物に対抗するために体内に作られるのが抗体である。抗体が作られる物質であれば、病原体以外も抗原と言える。例えば、タンパク質や多糖類に対しても抗体が作られる場合があり、これらも抗原と呼べる。抗原とは、元来は抗体に対応する言葉であった。抗体と反応する分子という意味である。一方で、ある異物が体内に侵入した場合に、それに対して抗体がつくられる分子、言い換えればB細胞が応答する対象という意味にも用いられる。… T細胞が発見されてからは、T細胞が認識する分子…
抗体が持っている、抗原のエピトープに結合する部位。Fab領域とも呼ばれる。エピトープと強く結合するほど「親和性が高い」と表現される。IgGにおいては、H鎖とL鎖が持つV領域を指し、1分子のIgGに2箇所存在する。抗原結合部位の型はイディオタイプと呼ばれる。同じ免疫グロブリンサブクラスに属する抗体分子であっても、抗原特異性が異なればそれぞれの抗体の抗原結合部位の「形」は異なるはずである。それぞれの抗体分子に特有の抗原結合部位の型をイディオタイプ(idiotype)という。Fab…
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