抗原結合部位(antigen binding site) †
抗体が持っている、抗原のエピトープに結合する部位。Fab領域とも呼ばれる。エピトープと強く結合するほど「親和性が高い」と表現される。IgGにおいては、H鎖とL鎖が持つV領域を指し、1分子のIgGに2箇所存在する。
抗原結合部位の型はイディオタイプと呼ばれる。
同じ免疫グロブリンサブクラスに属する抗体分子であっても、抗原特異性が異なればそれぞれの抗体の抗原結合部位の「形」は異なるはずである。それぞれの抗体分子に特有の抗原結合部位の型をイディオタイプ(idiotype)という。*1
*1オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂
*2東京大学大学院 新領域創成科学研究科 メディカルゲノム専攻 生命分子解析学分野 伊藤剛彦 サブクラスチェンジによる抗体物性の変化: http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/57602/1/A30002.pdf
*2東京大学大学院 新領域創成科学研究科 メディカルゲノム専攻 生命分子解析学分野 伊藤剛彦 サブクラスチェンジによる抗体物性の変化: http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/57602/1/A30002.pdf
ご意見・ご要望をお聞かせください。
抗原結合部位に関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:09:43