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真核細胞の細胞質内の抗原性を持つ物質に対する抗体。細胞核内の物質に対するものは抗核抗体と呼ばれる。
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形質細胞やBリンパ球(B細胞)が産生する、免疫に関わるタンパク質。エミール・アドルフ・フォン・ベーリング(Emil Adolf von Behring)と北里柴三郎によって発見されたが、命名はその後に行われたとされる。主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた病原体や破損した細胞などを捉えて、それを排除する働きをする。γ-グロブリンに含まれるため免疫グロブリンとも呼ばれる。人体は、一度侵入してきた異物(抗原)に対して抗体を作り、以後同じ異物が侵入してきた時に対抗できるよう…
体が異物だと認識する物質。この異物に対抗するために体内に作られるのが抗体である。抗体が作られる物質であれば、病原体以外も抗原と言える。例えば、タンパク質や多糖類に対しても抗体が作られる場合があり、これらも抗原と呼べる。抗原とは、元来は抗体に対応する言葉であった。抗体と反応する分子という意味である。一方で、ある異物が体内に侵入した場合に、それに対して抗体がつくられる分子、言い換えればB細胞が応答する対象という意味にも用いられる。… T細胞が発見されてからは、T細胞が認識する分子…
真核細胞の細胞核内の抗原性を持つ物質に対する抗体。膠原病の患者の血清には、その疾患に特有の自己抗体である抗核抗体と抗細胞質抗体が検出される。
細胞内で細胞核を除いた部分のこと。細胞は核とそれ以外の細胞質(cytoplasm)からなり、細胞質の一番外側には細胞膜があり、内部は細胞小器官で満たされている。
単に核と書かれる場合もある。細胞の中で最大の細胞小器官。大きさは約5μm。細胞核は1つ以上の核小体を含んでいる。遺伝子を貯蔵する役割を持ち、リボソームの組み立てを行う。真核細胞の場合は、外膜と内膜からなる二重の膜(核膜)で覆われており、その外膜は粗面小胞体と連続し、内膜と外膜の間の空間は粗面小胞体の内腔と繋がっている。細胞核は格納されているDNAによっても、物理的な衝撃に対する弾力を得ていることが確認されている。本研究では、直径が髪の毛の百分の一ほど(〜1ミクロン)の細いガラ…
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