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マイコバクテリウムを参照。
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結核菌とらい菌以外の抗酸菌による肺への感染。肺非結核性抗酸菌症とも。結核とは異なり、ヒトからヒトへは感染しない。
セフェム系抗生物質のひとつ。グラム陽性菌とグラム陰性菌の細胞壁合成を阻害する。抗酸菌と真菌には作用しない。
結核菌など抗酸菌の細胞壁に含まれる長鎖脂肪酸。天然では最も長鎖で分岐を持つ疎水性脂肪酸(主鎖の炭素数が約80)の総称。細菌の多糖層(アラビノガラクタン)に共有結合して細胞壁骨格を構築するとともに、糖を結合した遊離型の形態(ミコール酸含有糖脂質)として細胞壁表層に存在する。結核の治療薬であるイソニアジドはミコール酸の合成を阻害する。
長さ1〜5μm、幅0.3〜0.6μmの細長い棒状の菌(桿菌)。抗酸菌の一種。結核を引き起こす原因となる。飛沫核でも生きることができるため、空気感染する場合がある。感染して一年以内の発症率は2〜4%で、90%の人は生涯発症しない。マクロファージに貪食されても、リソソームとファゴソームの融合(食胞の成熟)を阻害して生き残る場合がある。リンパ液の流れに乗って全身のリンパ節に広がる。
染色後、酸による脱色が起こりにくい性質。この性質を持つ細菌を抗酸菌(マイコバクテリウム)と呼ぶ。
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