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抱合反応によって生じる化合物。
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生体内で異物の解毒機構を担うトランスフェラーゼ。グルタチオントランスフェラーゼ(グルタチオン転移酵素)とも。グルタチオンと異物を結合させた抱合体を作り、異物が排出されやすい形にする。一方で、がん細胞はこれを高発現し、過剰なGSTによって抗がん剤を速やかに細胞外に排出させ薬剤に対する耐性を獲得している。
硫酸基と抱合反応してできる抱合体。
エリオジクチオールの配糖体のひとつ。エリオシトリンはレモン(特に中果皮)に含まれる主要なポリフェノールであり、他の柑橘類に比べて30〜100倍多く含まれるとされる。エリオシトリンには強い抗酸化作用や脂質代謝改善効果、血糖や血圧の上昇を抑える効果があることが報告されている。エリオシトリンは消化・吸収後、エリオジクチオール、ホモエリオジクチオール、ヘスペレチン等に変換され、グルクロン酸との抱合体として血漿中に存在する。炎症反応の局部において、グルクロン酸の脱離が起き、エリオジクチ…
グルクロン酸抱合によって生成される化合物。猫以外の哺乳類では最も多い代謝産物。グルクロナイドやグルクロニドとも呼ばれる。肝細胞内で生成されたグルクロン酸抱合体は、毛細胆管膜に存在するトランスポーターによって胆汁中に排泄される。
分子中のヒドロキシ基やカルボキシル基、アミノ基などの官能基に対して、糖や硫酸、アミノ酸などの生体成分を結合させる反応。薬物を水溶性にして排出しやすくするために行われる化学反応(薬物代謝)のひとつ。薬物代謝における第Ⅱ相反応に分類される。
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