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細胞接着分子を参照。
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細胞表面で突起した生体膜がちぎれて生み出される脂質膜の微粒子。生体情報の伝達を担い、老化やがんなどの疾患に伴い量が変動する。細胞外小胞の表面上に発現する接着因子のインテグリンの種類が、細胞外小胞の組織分布を規定するとされる。血液中には1mLあたり1012個程度の細胞外小胞が存在する。リンパ腫では細胞外小胞を介した腫瘍と腫瘍微小環境での相互作用により腫瘍形成が促進される。悪性リンパ腫組織中の腫瘍随伴マクロファージ(TAM)から分泌される細胞外小胞はリン脂質分解酵素sPLA2によ…
膵臓のがん。早期発見が難しく、その上進行が速いため膵臓がんによる死亡率は98%と高い。60代に多く、性別ではやや男性に多い。近年増加傾向にある。膵がんとも呼ばれる。初期症状は漠然とした胃腸の不調、体重減少、黄疸など、他の病気でも起こり得る症状のため区別しにくい。膵臓の周辺には多くの神経があるため、がんが広がってこれらの神経が圧迫されると痛みが現れる。膵がんでは局所に限局する小さながん病巣であっても体重減少が起きるが、膵がん由来の細胞外小胞には脂肪細胞との接着に重要な接着因子が…
胸腺から出たばかりで抗原の刺激を受けていないT細胞。活性化T細胞(エフェクターT細胞)になる前の状態。Th0細胞とも。ナイーブT細胞は接着因子を介して高内皮細静脈に結合し、樹状細胞から放出されたケモカインの濃度勾配に従って二次リンパ器官へと移動する。そこで抗原を取り込んだ樹状細胞に接触(抗原提示)されると活性化され、その後増殖してエフェクターT細胞となる。この抗原の提示と同時に、樹状細胞のB7(CD80/CD86)をナイーブT細胞のCD28に結合させてシグナルを伝達することが…
細胞同士(細胞接着)または細胞と細胞外基質との接着を行う分子の総称。接着因子とも。-カドヘリン-インテグリン-CADM1
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