最近更新された用語
敗血症によるショック。重症敗血症が重症化したもの。昇圧剤?の使用を必要とする。*1
関連する用語
溶血性レンサ球菌が血液へ侵入することによって引き起こされる重篤な疾患。いわゆる人食いバクテリアの正式名称。主にA群が原因となるが、B群、C群、G群による発症も報告されている。進行が早く、発病後数十時間以内にショック状態から死に至ることもある。日常生活を営む状態から24時間以内に多臓器不全が完結する程度の進行を示す。A群レンサ球菌による軟部組織炎、壊死性筋膜炎、上気道炎・肺炎、産褥熱は現在でも致命的となりうる疾患である。劇症型溶血性レンサ球菌感染症は突発的に発症し、急速に多臓器…
犬や猫の口腔内の常在菌であるカプノサイトファーガ・カニモルサスあるいはカプノサイトファーガ・シノデグミによる感染症。1976年にアメリカで最初に報告された。犬や猫に咬まれる、猫に引掻かれる、犬に舐められるなどが原因で感染する。国内ではこれまでに20名の患者が報告され、そのうち6名が死亡しており致死率が高い。死亡者は全員が59歳以上の高齢者。症状は発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛など。重症例では敗血症や髄膜炎を起こし、播種性血管内凝固症候群や敗血症性ショック、多臓器不全に進行し…
バークホルデリア・マレイ(鼻疽菌)による人獣共通感染症。主な感染源は馬の分泌物。初発症状は発熱、頭痛など。重篤な敗血症性ショックを生じやすい。
敗血症の分類のひとつ。敗血症の中で、腎機能障害や意識障害などの臓器障害や低血圧などを合併するもの。重症化すると敗血症性ショックと呼ばれる。細菌やウイルスなどの病原体の感染により全身の炎症が起こり、38度以上の発熱あるいは36度以下の低体温、頻脈、頻呼吸、白血球増多あるいは減少などの症状を示す病態を「敗血症」、さらに出血傾向や血圧低下、尿量減少、黄疸など臓器不全を伴うものを「重症敗血症」と呼ぶ。
感染症によって生じる全身の炎症とそれに付随する様々な症状の総称。セプシスとも。菌血症が悪化した状態。全身性炎症反応症候群(SIRS)の基準を満たす感染症。感染した細菌が出す毒素によって、体内の細胞からサイトカイン(IFN-γなど)が大量に放出されることが原因となる。肺炎や尿路感染症、白血球が少なくなる白血病などによって引き起こされる。高熱や悪寒、震え、頻脈などが起こり、重症になると血圧低下(重症敗血症)やショック(敗血症性ショック)を起こし死に至る場合もある。-重症敗血症(臓…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。