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一日のうちに時間によって変動する交感神経やそれによる心拍数、血圧、免疫機能などの変化。*1
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日内変動(ウェアリング・オフ現象)が認められるパーキンソン病に対する治療薬。末梢組織におけるL-ドーパの代謝酵素であるカテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(COMT)を阻害する。単独では使用せず、レボドパとカルビドパの合剤またはレボドパとベンセラジドの合剤と併用される。商品名はコムタンなど。
日中に優位になる自律神経。ストレスや情動による中枢神経の活動性の変化を全身の臓器に伝える神経。ヒトの発生初期段階に、副腎と同様に神経堤細胞から作られる。胸椎や腰椎を通る脊髄から伸びる。脊髄から出て神経節(交感神経節や腹腔神経節)で神経を乗り換え、そこから各臓器へ伸びる。交感神経の興奮によって心拍や血圧、呼吸、発汗、筋の緊張などが促進される。平滑筋や心筋、腺に働き、内臓平滑筋と消化腺、気管支腺に対しては抑制的、その他に対しては興奮的に働く。特に運動時に興奮し、全身の筋肉に酸素を…
血液が血管の壁を押す力。血液の量と血管の太さによって変化する。一般的には動脈の血圧のことを指す。単位はmmHg。130mmHgは、水銀を130mm押し上げる圧力であり、水に換算すると177cm程度押し上げる力である。血圧は睡眠中の深夜に最も低くなり、起床後少しずつ上昇する。起床後の朝に最も血圧は高くなる。腎臓病などでは、夜間も血圧が下がらない現象が見られる。生理的な血圧日内リズムでは,入眠後の血圧は日中平均値よりも10―20%低下し,dipper 型血圧リズムと定義される.生…
1分間に心臓が収縮する回数。通常、心拍数は息を吸うときに増加し、吐くときに減少する。これを呼吸性不整脈と呼ぶが、病的な意味はなく生理的な現象である。
疫病を免れるという意味で使われ始めた語。元々は伝染病の流行に耐えて生き残った人が、次の流行時には発病しないという事実に対して与えられた。医学的には、一度罹った伝染病には二度と罹らない現象、つまり、一度体内に侵入してきた異物(抗原)に対する抵抗のことを指す。免疫が働かなければ、病原体の侵入を防ぐことができない。免疫の働きはきわめて強力である。ふつうに健康に生活しているぶんには免疫の力に気づきにくいが、例えば先天的に免疫機能が完全に欠損している人は、身近に住みついているふつうの細…
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