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初期エンドソームを参照。
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エンドサイトーシスによって細胞内へと取り込まれた物質の処理を行う細胞小器官。エンドサイトーシスによって取り込まれた分子は初期エンドソームに輸送された後、後期エンドソームを経て最終的にリソソームや液胞で分解される。GTPase(Rab、Arfなど)により制御される。-初期エンドソーム(早期エンドソーム)-後期エンドソーム(多胞体、多胞性エンドソーム)一部のウイルスはエンドソームに取り込まれる。水素イオンの移動により内部が酸性になったエンドソームでは、ウイルス粒子の外側のタンパク…
ロイシンリッチリピートキナーゼ(LRRK)のひとつ。EGFRのエンドソーム間の小胞輸送やESCRTとEGFRの相互作用に関わる。LRRK1はEGFRの早期エンドソームから後期エンドソームへの輸送を調節しており、またEGFを含む早期エンドソームの移動をキナーゼ活性依存的に調節する。さらに、LRRK1はESCRT(endosomal sorting complex required for transport)–O複合体とEGFRとの相互作用を促進する足場ともなっていて、これによ…
上皮成長因子(EGF)の受容体。上皮成長因子受容体や上皮増殖因子受容体、HER1とも。受容体型チロシンキナーゼ。細胞膜上に存在し、外部からのシグナルを受け取ると活性化(リン酸化)し、増殖シグナルを細胞内に伝達する。その後、活性化したEGFRは細胞内に取り込まれ、初期エンドソーム(早期エンドソーム)、後期エンドソームを経てリソソームへ運ばれて分解される。この処理が正常に行われないと、がんを引き起こすとされる。EGFRはがん細胞の表面に多く存在しており、EGFRを構成するチロシン…
エンドサイトーシスによって取り込まれた物質が最初に運ばれるエンドソーム。早期エンドソームとも呼ばれる。植物細胞においては、酵素のFAB1がエンドソーム上にホスファチジルイノシトール-3,5-ビスリン酸を作り出すことで、後期エンドソームの生成に必要な分子をエンドソームの膜上に集合させる。これによって初期エンドソームが成熟して後期エンドソームとなることが知られている。
細胞内に存在するタンパク質複合体。小胞輸送を制御する。また、脳内の異常なタンパク質のオートファジーに必要であり、ESCRTの異常障害は小胞体ストレスにより神経細胞死を誘発することが報告されている。EGFRの分解に必要とされる。EGFR がリソソームで分解される為には、早期エンドソーム上で ESCRT(エスコート)複合体とよばれる蛋白質複合体と相互作用する必要があります。LRRK1 は EGFR と ESCRT 複合体双方と結合することで、EGFR のリソソームでの分解効率を促…
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