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マンヌロン酸とグルロン酸からなる直鎖のヘテロ多糖。昆布やわかめなど褐藻類の細胞外基質の主成分となる。その含量は乾燥重量の約30%を占めるとされる。海藻(Algae)から得られる酸性物質であることからその名が付けられた。その性状から食品の増粘剤やゲル化剤などとして利用される。マンヌロン酸を多く含むアルギン酸は柔らかく弾性の高い性状を示し、グルロン酸を多く含むアルギン酸は硬く脆い性状になる。その化学構造によって金属イオンを吸着させる。アルギン酸が金属イオンを結合するのは、主に脱プ…
興奮性アミノ酸のひとつ。Gluとも表記される。中枢神経系において主要な興奮性神経伝達物質で、脳の70%の神経細胞が神経伝達物質として用いる。記憶や学習などに重要な役割を果たす。情報伝達の役割を終えたグルタミン酸は主にアストロサイトに取り込まれ、グルタミン合成酵素によりグルタミンに変換されてアストロサイト外に放出される。その後シナプス前終末に取り込まれてグルタミン酸に変換され、再度シナプス小胞に蓄えられる。一方、グルタミン酸が過剰に増えると、興奮毒性と呼ばれる神経細胞障害作用が…
人体に必要なミネラル元素のひとつ。甲状腺ホルモンの合成に必要なハロゲン。体内には甲状腺に全体の70〜80%が含まれる。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成要素である。欠乏すると甲状腺刺激ホルモンの分泌が亢進し、甲状腺腫を起こす。主として海藻類に含まれる。特に昆布に多く含まれている。過剰摂取によって甲状腺の機能に悪影響を与えるため注意が必要。昆布のヨウ素含量はとても多く、乾燥昆布を1グラム食べただけで海外の1日最大摂取量500マイクログラムの数倍になってしまうため、欧州では安全性の観…
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