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アストロサイトを参照。
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グリア細胞のひとつ。星状細胞や星状膠細胞、アストログリアとも。脳内の神経細胞の周りに存在する。ヒトの大脳皮質においては最も大きく、数も多い細胞。星型をしていることから名付けられた。神経細胞の主な産生時期が終了した後の神経幹細胞から生じる。アストロサイトの元になるアストロサイト前駆細胞は脳深部で作られ、脳表面側へと移動して、すでに形成され始めている神経細胞ネットワークに合流する。アストロサイトは細胞外のグルタミン酸をGLT-1によって細胞内へ運び込むことにより細胞外のグルタミン…
脳内に存在する神経細胞以外の細胞群。支持細胞や神経膠細胞とも呼ばれる。脳の細胞の約90%を占めるとされる。哺乳類の脳には神経細胞の数倍〜数十倍のグリア細胞が存在する。GDNFやBDNFなど複数の神経栄養因子を貯蔵している。報酬刺激(快感情)によって細胞外グルタミン酸濃度を減少させ、嫌悪刺激(不快感情)に対しては逆にそれを増加させることで報酬系を維持する。この調節が破綻するとうつ病の原因となることが示唆されている。グリア細胞は情報処理に影響を与えることが知られており、また、カリ…
神経外胚葉の前駆細胞(幹細胞)に特有の、細胞骨格を構成するタンパク質(IV型中間径フィラメント)。胎生期の中枢神経系の形成過程での多潜性幹細胞に選択的に発現し、ニューロンや星状膠細胞に分化が進むと発現は消失する。中枢神経系以外では消化管のカハール間質細胞、横紋筋の神経筋接合部や筋腱接合部での横紋筋細胞での発現が確認され、歯では象牙芽細胞に免疫反応が確認されている。肝がん転移巣によく発現しており、がん細胞の遊走や浸潤に関わるとされる。
神経細胞と内皮細胞、周皮細胞、アストロサイトを合わせた脳神経の構成単位。Neurovascular unit は神経細胞,脳血管内皮細胞,ペリサイト(血管周皮細胞),アストロサイト(星状膠細胞)などを構成単位とする概念である.これらの細胞は互いに密接かつ複雑に関わっており,血液脳関門や微小循環の調節など多彩な脳機能の維持を担っている.
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