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表皮の有棘層を構成する細胞。
関連する用語
周辺帯を構成するタンパク質のひとつ。有棘細胞から産生される。インボルクリンの遺伝子発現はCキナーゼによりAP-1を介して制御される。また、TEF-1により抑制的な制御を受ける。正常な表皮ではインボルクリンの沈着に伴ない周辺帯の形成が角層下ないし角層直下で起こる。
皮膚がんのひとつ。表皮の有棘層を構成する有棘細胞のがん。日光に含まれる紫外線が原因とされ、国内の有棘細胞がんの約60%が日光露出部に発生すると言われる。沖縄では有棘細胞がんおよびその早期がんである日光角化症の有病率が本土と比較して高いことが知られている。比較的大きく、ふぞろいな形の紅色をした皮膚の盛り上がりで肉のかたまりの崩れたもののように見え、表面にびらんや潰瘍を伴って出血しやすく、つまむとしこりを触れるような場合は要注意です。
表皮の有棘細胞および顆粒細胞の細胞質内に存在する顆粒。ラメラ顆粒とも。大きさは0.1〜0.3μm。内部に規則正しく配列した層板構造を持つ。約7nmの厚さの5層構造の円盤の重積によって構成されると考えられている。スフィンゴミエリンやグルコシルセラミドなどの脂質が蓄積されている。層板顆粒は顆粒細胞が角質細胞へ分化する際に細胞間へ分泌され、同時に蓄積されていた物質は必要に応じて層板顆粒に存在するスフィンゴミエリナーゼやβ-グルコセレブロシダーゼによって加水分解されてセラミドとなる。
表皮を構成する層のひとつで、最も厚い部分。有棘細胞によって構成される。ここでは細胞が互いに棘で繋がったように見えるため有棘層と呼ばれる。この層を構成するケラチノサイトは、上層に向かうにつれて平たくなる。
ケラチノサイトが形を変えて積み重なってできる、皮膚の最も外側を構成する層。厚さ最大約0.7mm。表皮(epidermis)の厚さは平均約 0.2 mm であり,構成する細胞の95%は角化細胞である.この角化細胞は表皮の最下層で分裂し,成熟するに伴い上方の層へ移行していく.したがって,表皮は成熟段階によって異なる形態の角化細胞が層状に配列し,深部から以下のように4つに分類される.基底細胞が分裂し,娘細胞が生まれて表皮表面で脱落するまでの時間をターンオーバー時間(turnover…
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