健康用語WEB事典

株化細胞(cell line)

実験等の目的のために生体外で培養された細胞細胞株とも呼ばれる。

株化細胞となった細胞は不死化して分裂を繰り返すようになる。

死滅したかと思われた中から再び分裂を開始し、細胞が増殖してくることがあります(ヒトではまだ成功した例は無い)。こうした細胞染色体の構成が正常の場合と大きく変わりますが、以後は死滅することなく何年にもわたって分裂を繰り返すことになります(不死化)。こうなった細胞を『株』化細胞と呼びます。*1

世界で初めて生み出された株化細胞は、マウスの細胞がん化した線維芽細胞)から1943年に作られたL929?であるとされる。*2

*1JCRB細胞バンク – 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 『組織の採取』と『細胞の培養』: http://cellbank.nibiohn.go.jp/legacy/visitercenter/whatsculture/cellculture01.html
*2細胞株の樹立(1943年~) | 幹細胞情報データベースプロジェクトSKIP (Stemcell Knowledge & Information Portal): https://www.skip.med.keio.ac.jp/knowledge/cellresearch/02/04/

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このページの最終更新日時: 2018-02-22 (木) 14:54:13