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ウメを使用した薬用酒。藁灰に寝かせた完熟梅に古酒と砂糖を入れ、果実の薬効成分を浸出させたものが江戸時代に梅酒と呼ばれるようになったとされる。
中国中部原産のバラ科サクラ属の落葉樹。漢字では梅。果実は梅干しや梅酒などに利用され、それが持つ酸味はクエン酸やコハク酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸による。これらの有機酸は食品の腐敗を防ぐ抗菌作用を持つ。未熟な果実(青梅)を薫蒸して乾燥させたものはウバイ(烏梅)と呼ばれる生薬となる。果肉にはムメフラールが含まれ、動脈硬化や高血圧を予防する効果が期待される。
梅の果汁を加熱し濃縮していく過程でグルコースの一部が酸の影響で分解して生じるフランの誘導体。これがクエン酸が結合するとムメフラールが生じる。5-ヒドロキシメチル-2-フルアルデヒドとも。バイオ燃料やプラスチック原料の中間体、医薬品原料として利用が期待されている。
5-ヒドロキシメチルフルフラールとクエン酸が結合した有機化合物。梅の果汁を加熱し濃縮する過程で生じる。毛細血管の血流を改善する成分として知られている。
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