健康用語WEB事典

横突起(transverse process)

椎弓の左右に伸びる。第八胸椎が最も大きい横突起を持つ。他の胸椎の横突起は、第八胸椎から離れるほど小さくなる。

第一~第十胸椎では横突起の端面に、肋骨と繋がる円形の関節面(横突肋骨窩)があるが、第十一胸椎および第十二胸椎の横突起にはない。*1

腰椎椎弓の横突起は、肋骨の名残であり肋骨突起と呼ばれる。腰椎の本来の横突起は小さくなっており乳頭突起と呼ばれる。

腰椎の横突起は本来、この部の肋骨に相当するもので肋骨突起といい、本来の横突起は上関節突起の外側から後方に向かう小さな隆起として残っており、乳頭突起とよぶ。また、肋骨突起の根部の後面には下方に向かう小突起があり、副突起?というのが、これも本来の横突起の一部が変形したものである。*2

*1慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 (2)Vertebrae thoracicae [TI-TXII](胸椎、第一胸椎~第十一胸椎)Thoracic vertebrae [TI-TXII]: http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/Textbook/anatomy1b0-2.html
*2慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 (3)Vertebrae lumbales [LI-LV](腰椎)Lumbar vertebrae [L1-L5]: http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/Textbook/anatomy1b0-3.html

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:09:56