最近更新された用語
プラークが唾液に含まれるカルシウムやリン酸と反応して硬くなり、歯の表面に付着したもの。
歯肉縁下の歯石ほど硬く取り除きにくい。*1
関連する用語
動物の口の中にある、咀嚼するための白くて硬い組織。成人の歯(永久歯)の本数は、通常は親知らずを含めると上下16本ずつの計32本。乳児の歯(乳歯)は20本。乳歯、永久歯ともに胎児期から形成が始まり、口腔上皮の一部がエナメル質を形成するエナメル芽細胞に分化されることで形成される。上部の歯冠と下部の歯根に分けられ、歯根は歯周組織によって支えられている。外側をエナメル質(歯根ではセメント質)が覆い、その内側に象牙質、さらに内部に歯髄がある。歯は歯冠と歯根からなり,象牙質の内部には歯髄…
金属元素の一つ。人体に最も多いミネラルで、体重の約2%(約1kg)を占めている。生体ミネラルの中で Ca が最も多く,生体の構造維持に必要な骨格を形成している。骨以外(体液中や細胞内)で Ca はカルシウムイオン(Ca2+)として存在し,生体機能調節に極めて重要な役割を演じている。体内のカルシウム濃度はビタミンD、副甲状腺ホルモン、カルシトニンの3つによって調節されている。カルシウム全体の99%は骨や歯の成分(ハイドロキシアパタイト)として存在する。血液や細胞中のカルシウムが…
以下の2つの意味がある虫歯菌や歯周病菌などの細菌の塊(バイオフィルム)。食べかすとは異なる。歯垢やデンタルプラークとも呼ばれる。70〜80%が水分、20〜30%が細菌や様々な化学物質からなる固形成分。1gのプラークに約2500億の細菌が存在するとされる。時間が経つと唾液に含まれるカルシウムなどと結合して歯石に変化する。歯肉縁上と歯肉縁下でプラークを構成する細菌の種類が異なる。口腔細菌の主な生息部位であるプラークは典型的なバイオフィルムで、歯肉縁上および歯肉縁下プラークに分けら…
DNAのヌクレオチドや生体膜のリン脂質、歯の構成要素など体内に必須の物質。オルトリン酸とも呼ばれる。分子式は H3PO4 触媒としての働きをする場合もあり、生命発生の触媒として重要であったと考えられている。
口腔の唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)で分泌される液体。消化酵素のアミラーゼを含む消化液のひとつでもある。分泌量は1日に1.0〜1.5リットル。交感神経が活性化すると分泌量が減少し、逆に副交感神経が活性化すると増加する。平常時に分泌される安静時唾液と、食事の際の咀嚼などの刺激によって分泌される刺激唾液の2種類があり、含まれている成分や濃度が異なる。唾液に含まれる粘性物質はムチン(糖タンパク質)と考えられている。咀嚼時は安静時に比べ6〜9倍の唾液が分泌される。唾液は咀嚼、嚥下、…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。