最近更新された用語
毛のうち、皮膚外に露出しており肉眼で確認できる部分。皮膚内部にある毛根と区別される。*1
関連する用語
2つのシステインの酸化によって結合したアミノ酸。2つのシステインはジスルフィド結合によって繋がる。毛髪や皮膚、爪などの約10%を占める。ケラチンの物理化学的な強度は、その内部でシステインからシスチンができることで向上する。毛包中の角化過程で、システインからシスチンへの酸化反応が進み、角化が終了し頭皮から毛幹が突き出す段階では、システイン残基(-SH)の個数は、シスチン結合(-S-S-)の10分の1にまで減少している。アミノ酸であるシスチンは、二分子のシステインが酸化により結合…
皮脂腺から分泌された皮脂や周囲の角質が毛穴中で凝固・発達したもの。角栓の主成分はタンパク質。角栓が毛穴を塞ぐことでにきび(白にきび)の原因となる。また、角栓が発達して毛穴を開くことが毛穴が目立つ原因となると考えられている。角栓の中に毛幹や、内毛根鞘のマーカーとして知られているトリコヒアリンの存在が確認されていることから、角栓の形成に毛包が関わることが示唆されている。また、皮膚中に活性の強い男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が多く存在すると角栓や毛穴が目立つが、活性の弱い男…
体に生える細い糸状のタンパク質線維。-毛髪(頭髪)-眉毛-体毛ヒトの毛の数は全身で約500万本であり、その内頭髪は約10万本とされる。毛球内の毛母細胞が分裂してできる、毛髄質、毛皮質、毛小皮から構成される。
毛の表皮下に埋まっている部分。毛包に包まれている。
体の表面を覆い、外界に直接触れる器官。体重の約16%を占める。皮膚は表皮とその下の真皮の2層から構成される。さらに真皮の下には皮下組織があり、それによって奥にある筋膜、腱膜、骨膜などに緩やかに結び付いている。手の皮膚が風呂などで長時間、水に浸かった時にしわができる(ふやける)理由は以下の2つの説がある。+手の皮膚の表面にある、死んだ細胞が重なっている角質の層に水分がしみ込むことで膨らみ、角質層の下にある皮膚と体積の差ができて、しわができる。+指の神経が切れている人の指はふやけ…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。