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皮膚表面に見える毛包の一部。
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皮膚や毛穴、鼻腔などに存在する常在菌のひとつ。グラム陽性の球菌。直径1μm。学名はスタフィロコッカス・アウレウス。アレニウスは「黄色い、黄金」を意味する。ブドウ球菌の中では病原性が高いため、皮膚がアルカリ性に傾くと増殖して皮膚炎などを引き起こす。黄色ブドウ球菌が生成する毒素であるエンテロトキシンは食中毒の原因となり、加熱しても毒性を失わない。グラム陽性の球菌で、健康な人でも約30%が鼻腔や手指などに持っています。人の手を介しておにぎり、すしの表面で増殖、この菌による食中毒症状…
皮膚の常在菌のひとつ。プロピオニバクテリウム属の嫌気性グラム陽性菌。アクネ菌やアクネ桿菌、キューティバクテリウム・アクネスとも。毛穴や皮脂腺に存在し、皮脂をリパーゼによって加水分解してプロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ち、付着する病原菌の増殖を抑える。また、紫外線などの酸化ストレスによる皮膚の細胞の損傷を抑える働きのある抗酸化酵素を分泌することが報告されている。健康な肌におけるリボタイプのアクネ菌は宿主の生体防御系を活性化することにより黄色ブドウ球菌への…
身体のある部位に常に存在する細菌。常在細菌。皮膚や毛穴には表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌、アクネ桿菌などが存在する。タグ:
にきびの治療薬(外皮用薬)の有効成分。商品名はディフェリン、エピデュオ。組成式は C28H28O3ナフタレンの誘導体で、レチノイドの一種。レチノイン酸受容体に結合して特定の遺伝子の発現を行う。表皮ケラチノサイトの分化を抑制して毛穴の詰まりを改善させ、にきびの初期症状である面皰の改善に効果がある。直接的な抗炎症作用を持つことが知られており、外用療法が炎症性皮疹を減少させることが示されている。
皮脂腺から分泌された皮脂や周囲の角質が毛穴中で凝固・発達したもの。角栓の主成分はタンパク質。角栓が毛穴を塞ぐことでにきび(白にきび)の原因となる。また、角栓が発達して毛穴を開くことが毛穴が目立つ原因となると考えられている。角栓の中に毛幹や、内毛根鞘のマーカーとして知られているトリコヒアリンの存在が確認されていることから、角栓の形成に毛包が関わることが示唆されている。また、皮膚中に活性の強い男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が多く存在すると角栓や毛穴が目立つが、活性の弱い男…
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