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気管支に存在する粘液の外分泌腺。
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感冒、上気道炎、気管支炎、肺炎、肺結核、気管支拡張症などの症状である咳嗽、喀痰喀出困難に対する治療薬。商品名はアスベリン。延髄の咳中枢を抑制し、咳の感受性を低下させる。また、気管支腺の分泌や気道粘膜線毛上皮の運動を亢進する。服用量が多すぎると眠気やめまい、興奮などが起こる場合がある。タグ:
延髄の中〜上部(網様体)に位置する運動核。第Ⅸ脳神経〜第Ⅺ脳神経が伸びており、これらの脳神経を介して喉頭や咽頭、食道上部の横紋筋を支配し、発声や嚥下を司る。疑核はオリーブの背側にある核。舌咽神経(IX)、迷走神経(X)および副神経(XI)延髄根の起始核。疑核は三叉神経脊髄路核と下オリーブ核群のほぼ中間で、網様体内にある細胞柱である。疑核に由来する副交感神経節前線維は、気道壁で節後神経細胞に接続し、M3受容体を介して気管支平滑筋を収縮させるとともに気管支腺からの粘液分泌を促す。
日中に優位になる自律神経。ストレスや情動による中枢神経の活動性の変化を全身の臓器に伝える神経。ヒトの発生初期段階に、副腎と同様に神経堤細胞から作られる。胸椎や腰椎を通る脊髄から伸びる。脊髄から出て神経節(交感神経節や腹腔神経節)で神経を乗り換え、そこから各臓器へ伸びる。交感神経の興奮によって心拍や血圧、呼吸、発汗、筋の緊張などが促進される。平滑筋や心筋、腺に働き、内臓平滑筋と消化腺、気管支腺に対しては抑制的、その他に対しては興奮的に働く。特に運動時に興奮し、全身の筋肉に酸素を…
外分泌を行う腺。腺房で作られた分泌液は導管を通過する間に成分の調整を受ける。
粘膜が持続的に分泌する液状の層。上皮細胞の保護や病原体の侵入を防ぐ役割を持つ。粘液中には病原体を殺すための酵素や塩化リゾチームなどの抗菌物質が含まれる。気道では、粘膜細胞から分泌された粘液が侵入しようとする病原体などの異物を絡めとって殺菌などの処理を行い、鞭毛を使って粘液ごと体外に排出させようとする。風邪をひいたときに出る痰は、まさに、病原体を絡めとった後の粘液と、その駆逐のためにはたらいた白血球の残骸が混ざったものである。
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