最近更新された用語
水分が90%以上を占める便。*1
関連する用語
クロストリジウム属の細菌。長さ3〜9μm、幅0.9〜1.3μm。正式名称はクロストリジウム・パーフリンゲンス。土壌、水中、ヒトを含む動物の大腸に生息する。至適発育温度は43〜47℃と他の細菌よりも高温で増殖速度も速い。潜伏期間は平均10時間。肉の揚げ物、スープ、カレーなど肉類、魚介類、野菜類を使用した煮物に繁殖し、特にこれらを大量に調理する施設などに多いとされる。エンテロトキシンを産生して食中毒やガス壊疽、敗血症などの原因となる。このエンテロトキシンは熱(60℃で10分)や酸…
摂取した食品が腸管で消化された後に残る物質を元とする排泄物。糞便とも。健康な便は食べた食品の種類に関わらず、7〜8割が水分で残りは食物繊維、腸内細菌、剥がれた腸内の粘膜、粘液、消化酵素などの固形分。これらを除いたものが摂取した食品が消化吸収された後の残留物。通常、小腸から20時間以上かけて肛門まで移動する。便が大腸の時間を通過する時間が長いほど水分が吸収され硬い便となる。便の黄色や茶色は胆汁に含まれるビリルビンの色。
コクシジウム属の原虫であるサイクロスポラ(Cyclospora cayetanensis)による感染症。熱に弱いため主に生鮮食品によって感染する。症状は数日から数週間に及ぶ水様便(下痢)と胃腸の症状。平均潜伏期間は1週間。治療薬はコ・トリモキサゾール(スルファメトキサゾール/トリメトプリム配合剤)。
水分の多い液状に近い便を排泄する現象。過剰な消化液の分泌や蠕動運動によって起こる。なんらかの原因で腸の働きが過剰になった場合、腸の内容物が急速に通過するため水分の吸収が十分に行われず、便中の水分が増加して「水様便(水の様な便)」や「軟便(固形ではない、ゆるい便)」になります。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。