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可溶性の抗原が抗体と反応した際に、肉眼で見える不溶性の沈降物を生じる抗原抗体反応の一種。*1
その抗原を沈降原、抗体を沈降素と呼ぶ。*2
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形質細胞やBリンパ球(B細胞)が産生する、免疫に関わるタンパク質。エミール・アドルフ・フォン・ベーリング(Emil Adolf von Behring)と北里柴三郎によって発見されたが、命名はその後に行われたとされる。主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた病原体や破損した細胞などを捉えて、それを排除する働きをする。γ-グロブリンに含まれるため免疫グロブリンとも呼ばれる。人体は、一度侵入してきた異物(抗原)に対して抗体を作り、以後同じ異物が侵入してきた時に対抗できるよう…
血液検査の検査項目のひとつ。C反応性タンパク質(C反応性蛋白)とも呼ばれる。基準値は 0.3mg/dL 以下。1930年に、カルシウムイオンの存在下で肺炎球菌が持つC多糖体と沈降反応するタンパク質として発見された。C多糖体に含まれるホスホコリンと結合する。炎症によって活性化されたマクロファージが出すIL-6などのサイトカインによって肝臓で産生されるため、代表的な炎症マーカーであり、外傷や感染症、膠原病などによって値が高くなる。肝臓におけるCRPの産生はIL-1βやIL-6、T…
体が異物だと認識する物質。この異物に対抗するために体内に作られるのが抗体である。抗体が作られる物質であれば、病原体以外も抗原と言える。例えば、タンパク質や多糖類に対しても抗体が作られる場合があり、これらも抗原と呼べる。抗原とは、元来は抗体に対応する言葉であった。抗体と反応する分子という意味である。一方で、ある異物が体内に侵入した場合に、それに対して抗体がつくられる分子、言い換えればB細胞が応答する対象という意味にも用いられる。… T細胞が発見されてからは、T細胞が認識する分子…
免疫の一つ。抗体が異物である抗原に結合して、それを排除しようとする反応。型の違う血液を混ぜたときの凝集反応(かたまりができる反応)は抗原抗体反応である。
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