健康用語WEB事典

浮遊粒子状物質(suspended particulate matter : SPM)

粒径が10μm以下の浮遊する物質。排気ガスなどに含まれる。*1

10μm以下であるがPM10ではなくPM7程度であるとされる。

日本の浮遊粒子状物質(SPM)は空気動力学径が10μm以上の粒子が100%カットされる粒径(以下、カット特性という)の粒子を評価の対象としているが、米国のPM10やPM2.5では、それぞれ空気動力学径が10μm、2.5μmにおけるカット特性が50%であるため、日本のデータとの比較にあたっては、注意が必要である。なお、SPMをPM10と同じ基準で表した場合はPM7程度である。*2

*1浮遊粒子状物質(SPM)の概要、年平均値の推移|環境濃度の推移|大気汚染の状況|大気汚染の現状と対策|大気環境の情報館|大気環境・ぜん息などの情報館|独立行政法人環境再生保全機構: https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/taisaku/02_02_06.html
*2環境省 大気環境・自動車対策 微小粒子状物質健康影響評価検討会報告書 粒子状物質の特性に関する知見の整理: https://www.env.go.jp/air/report/h20-01/mat02_1.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-04-28 (土) 14:26:46