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膵臓がんの中でも最も多く、悪性度も高いがん。
2cm以下の小さなものでも転移している可能性がある。*1
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がん細胞が血液やリンパ液によって別の臓器などに移動して新たながんを形成すること。血管を移動して広がる転移を特に血行性転移と呼ぶ。血液中を循環するがん細胞の多くは毛細血管から血管の外へと遊出する。これにはがん細胞が自身の硬さを利用して毛細血管に挟まる(つまる)ことで血管に留まる必要があることが報告されている。転移したがんのことを「転移がん」と呼び、それに対して転移がんの元となったがんのことを「原発がん」と呼ぶ場合もある。転移したがん細胞はその元となった組織の細胞に似ているため、…
膵臓のがん。早期発見が難しく、その上進行が速いため膵臓がんによる死亡率は98%と高い。60代に多く、性別ではやや男性に多い。近年増加傾向にある。膵がんとも呼ばれる。初期症状は漠然とした胃腸の不調、体重減少、黄疸など、他の病気でも起こり得る症状のため区別しにくい。膵臓の周辺には多くの神経があるため、がんが広がってこれらの神経が圧迫されると痛みが現れる。膵がんでは局所に限局する小さながん病巣であっても体重減少が起きるが、膵がん由来の細胞外小胞には脂肪細胞との接着に重要な接着因子が…
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。症状は、細胞が無秩序な増殖を繰り返し、周囲の組織や他の組織にまで侵入(浸潤)し、自他の組織を破壊する悪性腫瘍となる。がん細胞は、ATPを常に解糖系で生成しており、大量の乳酸を生じさせる(ワールブルク効果)。また、浸潤や転移を行うために、基底膜のメラニンやコラーゲンを分解するための酵素の活性が高くなっている。がん細胞自体は1日5000個程度生まれていると考えられているが、生体の免疫によってがん細胞は…
がんの増殖速度や転移のしやすさ、抗がん剤などに対する抵抗力などを総合した予後の悪さ(治りにくさ)。評価基準はグリソンスコアなど。
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