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ムスカリン受容体作動薬となる合成コリンエステル。緑内障治療における縮瞳に用いられる。涙液タンパク質分泌作用を有し、カルシウム依存的にリポカリンを分泌させる。タグ:
涙液中に存在するタンパク質。主に霊長類の涙腺に選択的に発現する。主涙腺腺房細胞内では分泌顆粒と一緒に分布しており、副交感神経作動薬の刺激によって細胞外へと分泌される。ラクリチンは眼瞼炎やドライアイの患者で減少する。サル腺房細胞において、涙液中のリポカリンやラクトフェリンが分泌量がラクリチンの濃度依存的に増加することが確認されている。タグ:
瞼に存在する、脂質を分泌する腺。涙が持つ油分を提供する。マイボーム腺から分泌された油分が涙の液層を覆う油層を形成し、水分の蒸発を防ぐとともに瞬きの際に液層を引き連れて眼表面に涙液層を伸展させる。タグ:
目の表面に分泌される体液。涙腺から分泌され、目頭にある涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管を通って鼻腔に排出(鼻の粘膜に吸収)される。涙液とも。目の表面に張られた涙の膜(涙液層)は油層、水層、粘液層から成る。液層には水分や電解質、漿液性の涙腺から分泌された涙液タンパク質が含まれ角膜の栄養源となる。また、結膜の杯細胞から分泌された分泌型ムチンも存在し、水分をゲル状に保つことで液層の安定化に寄与している。目の表面にある角膜や結膜を保護する働きを持つ。瞬きによって目の表面全体が涙で覆われる…
涙に含まれる水分、油分、粘液などの異常によって起こる目の表面の乾燥が原因となり引き起こされる目の疾患の総称。眼球乾燥症候群や涙液減少症、乾性角結膜炎などとも。ドライアイは「様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う」と定義される眼疾患であり、日本国内の患者数は2000万人以上にのぼるとも言われている。涙の分泌が低下し、目が乾燥することで病原体の感染が起こりやすくなる。-マイボーム腺の機能不全-シェーグレン症候群-スティーブンス・ジョンソン…
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