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血栓が下肢の表在性静脈にあり、そこで静脈炎を併発した状態。静脈の罹患部位に圧痛や発赤、腫脹が認められる。通常、症状は約10日以内で消退し、その後に索状に硬化した静脈を残す。一般的に予後は良好とされる。子宮内膜炎など感染症に続発する。下肢静脈瘤に合併し、静脈瘤の中に血液の固まりができることによる足の腫脹、赤化、静脈に沿った固いしこりの発生発生などが起こる。上行性血栓性静脈炎は頻度は低いが、深部静脈血栓症や肺血栓塞栓症の原因となり致死的になる場合がある。
全身性自己免疫疾患のひとつ。抗リン脂質抗体(抗カルジオリピン抗体やループスアンチコアグラント)に関連して起こる動静脈血栓症あるいは妊娠合併症(習慣性流産、子宮内胎児死亡)を主症状とする。後天性の血栓症のなかで最も頻度が高いとされる。全身性エリテマトーデス患者の約10%が合併していると推定されている。全身での血栓症、特に下肢の深部静脈血栓症を起こす例が多い。
38℃以上の発熱が現れるが、3日間検査をしても原因が特定できないものを指す。原因と考えられるものは感染症、膠原病、炎症、悪性腫瘍、薬剤熱、アルコール性肝炎、炎症性腸疾患、深部静脈血栓症などがある。不明熱というのは、古典的な定義では「38.3℃を超す体温が3週間以上続き、3回の外来診察または3日間以上の入院検査でも原因が不明であるもと」とされています。
急性の肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の治療薬。アンチトロンビンⅢの抗血液凝固第Ⅹa因子活性を顕著に増強させることでトロンビン産生を阻害する。商品名はアリクストラ。トロンビンを阻害しなくても凝固カスケード上流の血液凝固第Ⅹa因子を阻害することにより血栓症を予防・治療できることを実証した。
深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症の総称。
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