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体温調節中枢に存在する、温度上昇を感知する神経細胞。*1
温ニューロンが刺激されると、血管拡張や発汗が起こる。
関連する用語
脳の視床下部の一部。視床下部の最前部(最吻側)に位置する。視索前核とも呼ばれる。主な体温調節中枢であり、筋肉のふるえ熱産生、褐色脂肪組織の代謝熱産生、皮膚血管の収縮、発汗などを引き起こす。体温調節中枢が存在するが、それ以外に睡眠、性行動、体液浸透圧などの調節にも関わる、生命維持に重要な脳領域である。脳組織自体の温度上昇を直接感知して活性化する温ニューロンが存在する。また、睡眠や性行動(生殖機能)、体液浸透圧などの調節にも関わる。内側視索前野は中枢神経系における主な性ホルモン受…
汗腺から汗を放出すること。
視床下部の視索前野および前視床下部に存在する、体温の調節に関わる神経の部位。皮膚で感知した温度や脳自体の温度の情報を統合して様々な体温調節を行う。皮膚から伝わる暑さの情報は脊椎、結合腕傍核を経由して伝達される。寒さによる震え(ふるえ熱産生)は体温調節中枢による働きである。体温調節中枢は、視床下部の視索前野・前視床下部に位置し、特に視索前野が重要な役割を担う。この領域を加温すると熱放散が促進され、冷却すると熱産生反応が起こる。
身体の中で血液を循環させるための管状の組織。心臓から体内の各組織に血液を運ぶ血管を動脈、逆に各組織から心臓に血液を運ぶ血管を静脈と呼ぶ。各組織の末端で、栄養・酸素などの物質交換や動脈と静脈を連結する働きをする微細な血管を毛細血管と呼ぶ。動脈の壁は血流と血圧に耐えられるよう厚く、弾力があり、内圧が減っても丸い形が保てるようになっている。これに対し、静脈の壁は薄く柔らかい多くの血管は血管壁と呼ばれる三層構造を取る。血管の内側は内皮細胞(血管内皮細胞)で覆われている。内皮細胞は抗血…
体内の情報伝達を行う細胞。ニューロンとも呼ばれる。細胞核をもつ細胞体とその周りにある枝分かれした樹状突起と1本以上の長い軸索(神経線維)を持つのが特徴。ほとんどの神経細胞は細胞核をもつ細胞体から、1本の軸索と多数の樹状突起と呼ばれる突起を伸ばした構造をしています(図1)。他の神経細胞の樹状突起へと伸びる軸索は神経伝達物質を放出して情報を伝える役割、樹状突起はその伝達物質を受け取る役割を果たしています。脊椎動物の全ての神経細胞は神経管を構成する細胞が分化することによって作られる…
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