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表面が滑らかで、主に脂質の合成を行う小胞体。
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脂肪酸を構成する化学結合の中に二重結合が含まれているもの。常温で固まりにくい油脂。不飽和脂肪酸のうち、二重結合が1つしかないものを一価不飽和脂肪酸、 二重結合が2つ以上あるものを多価不飽和脂肪酸と呼ぶ。体内で重要な不飽和脂肪酸には以下のようなものがある。脂肪酸の分類脂肪酸名一価不飽和脂肪酸オレイン酸多価不飽和脂肪酸n-3系脂肪酸α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸n-6系脂肪酸リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸多価不飽和脂肪酸の中でも鎖状に結合した3…
滑面小胞体で飽和脂肪酸から不飽和脂肪酸を生成する反応を触媒する酵素。不飽和化酵素とも。例えば、ステアリン酸からオレイン酸が生成される。-Δ6-デサチュラーゼ-Δ9-デサチュラーゼ
ビリルビンのひとつ。アルブミンと結合して肝臓へ運ばれるヘムタンパク質。非抱合ビリルビンとも呼ばれる。基準値は 0.5mg/dL 以下。肝臓に移動した間接ビリルビンは直接ビリルビンに代謝される。間接ビリルビンは脂溶性であるが、肝細胞の滑面小胞体でウリジン二リン酸グルクロン酸転移酵素によって水溶性の直接ビリルビンに変化する。神経毒性があり、肝不全患者の脳圧亢進や非可逆的神経細胞障害の原因の一つとなる。
三大栄養素のひとつ。糖質とタンパク質は生体内で 4kcal/g のエネルギーを発生するが、脂質は 9kcal/g と多くのエネルギーを得ることができる。生命の体を作る食品中の成分で、水に溶けず、有機溶媒(クロロホルム、エーテル、ベンゼンなど)に溶け、化学構造的にエステル結合やアミド結合の形で脂肪酸を持つ物質の総称。分子的には、親水基と疎水基(脂肪酸)が結合してできた分子とも見ることができる。脂質は大きく分けて以下の3つに分類される。-単純脂質(中性脂肪など)-複合脂質(リン脂…
細胞質内の網状の構造を持つ細胞小器官。細胞内のカルシウムの貯蔵のほか、分泌タンパク質や膜タンパク質の合成、ジスルフィド結合の形成・修復システム、フォールディングや修飾、脂質の代謝、細胞内物質輸送などの働きを持つ。-粗面小胞体(rER)-滑面小胞体(sER)
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