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菌が体に侵入・感染してから実際に何かしらの症状が現れるまでの期間。
感染症の場合、潜伏期間中も他者に感染する可能性がある。
タグ: 感染症 病原体
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サル痘ウイルスの人獣共通感染症。4類感染症のひとつ。1970年にザイール(現:コンゴ民主共和国)で初めて報告された。主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、自然宿主はアフリカのリスなどげっ歯類と考えられている。初期症状は6~16日の潜伏期間の後、発熱、疲労感、頭痛、背部痛、筋肉痛、リンパ節の腫れなど。1〜3日で多数の発疹が出現し、徐々に盛り上がって水や膿を含み、2週間後に瘡蓋で覆われ、その2週間後までにはそれらが剥がれ落ちる。幼児では死亡する例もある。死亡率は10%以…
重症熱性血小板減少症候群の原因となる、ブニヤウイルス科フレボウイルス属のウイルス。マダニからヒトに感染し、消化器症状や神経症状、出血などを引き起こす。主に中国、韓国、日本に分布する。直径約80〜100nmの球形ビリオン構造をなし,表面に5〜10nmの突出するスパイクを有するエンベロープを持つ。ゲノムはマイナス鎖RNA。潜伏期間は5~14日(平均9日)。RNAはL、M、Sの3分節を有し、それぞれRNA依存性RNAポリメラーゼ、エンベロープ糖タンパク質、核タンパクと非構造タンパク…
ダニ媒介性脳炎の原因となるフラビウイルス。マダニによって媒介される。ウイルス粒子は直径50nm程度の正球状。約11,000塩基で構成される。国内では流行巣の存在が北海道で示されている。70~98%は不顕性感染。潜伏期間は2〜28日(多くは7〜14日)。極東亜型、シベリア亜型、ヨーロッパ亜型の3種類に分けられ、それぞれ症状が異なる。ヒトがTBEV を保有するダニに吸血された場合、発症率は5〜30%と報告されており、7〜14日間の潜伏期間の後発症する。
蚊によって媒介されるフラビウイルス科フラビウイルス属のウイルス。直径40〜50nmの球形。1937年にウガンダのウエストナイル地方で確認された。ウエストナイル熱およびウエストナイル脳炎の原因となる。東アジア、東南アジアを除く広い地域で感染が確認されている。自然宿主である鳥類と蚊の間で感染環を形成し、自然界で維持されている。ヒトやウマなどが終末宿主となる。ヒトにおける潜伏期間は3〜15日。約80%は不顕性感染とされる。
キャサヌル森林病の原因となる、フラビウイルス科フラビウイルス属に属するウイルス。自然界ではマダニと脊椎動物(主にげっ歯類)が保有し、マダニの刺咬や感染動物との接触によってヒトへ感染する。潜伏期間は3~12日。
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