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カルボン酸のひとつ。最も単純な脂肪酸。常温では弱酸性の液体。食酢の主成分。示性式は CH3COOH。微生物のタンパク質を変性させる殺菌作用を持ち、食品の保存性を高める。純度が96%以上の酢酸は冬季には結晶化するため氷酢酸と呼ばれる。純粋な酢酸の融点は17℃。生体内では空腹時に他の脂肪酸からβ酸化やアセトアルデヒドの代謝によって生成される。ケトン体と同様に飢餓時のエネルギー源となる。酢酸を体外から摂取すると血液中に移行し組織に速やかに取り込まれた後、代謝過程でAMPを生成して細…

ミントの香り成分となる環式モノテルペン。メントールと無水酢酸のエステル。酢酸メンチルとも。

2個のカルボン酸から水分子が除かれた化合物。無水酢酸や無水マレイン酸など。

ベンゼン環にアミノ基が結合した有機化合物。代表的な芳香族アミン。油に似た無色透明の液体で、腐敗した魚のような不快臭がある。空気中でゆっくり酸化および樹脂化して赤茶色い不純物を生じる。また、引火性があり大量の煙を出して燃える。アセトアミノフェンなどの医薬品の原料や液晶、有機ELなどの材料として利用される。タバコの煙や工場の近くの大気中に含まれ、気道に影響を与える。動物実験では脾臓がんの原因になることが報告されており、アメリカ合衆国環境保護庁はアニリンをグループB2（発がんの可能…

アニリンがアセチル化した芳香族化合物。N-フェニルアセトアミドとも。サルファ剤や染料などの中間体。アニリンと氷酢酸の反応によって生成される。活性代謝物はアセトアミノフェン。

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