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髄鞘を持たない神経線維(軸索)のこと。無髄神経線維とも呼ばれる。*1
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オリゴデンドロサイトの細胞膜が神経線維(軸索)に巻き付いて形成される部位。ミエリン鞘とも。重量の70~80%が脂質であり、残りの約20%はタンパク質。脂質はスフィンゴミエリンを主成分とする。髄鞘の発生をサイトヘジンが制御していることが報告されている。高い電気抵抗を持ち、この髄鞘が絶縁シートとして働くことで、非常に速い神経伝達が可能となる。髄鞘の異常によって多発性硬化症などが引き起こされる。
神経線維の一種。無髄線維。脊髄Ⅱ層に入力する。Aδ線維と同様の経路で脊髄後角の二次ニューロンとシナプス接続する。Aδ線維よりも伝達速度は遅い。また、上行路は内側脊髄視床路や網様体脊髄路など、途中に多くの中継路を持つため情報はさらに遅れて伝わる。刺激を受けた際に遅れて出現する鈍い痛みの感覚(内臓やがんによる痛みを含む)をAγ線維よりも後に伝達する。
脳下垂体の後方に位置する部位。中脳の底から伸びる下垂体漏斗に繋がる。脳下垂体前葉に比べて色が白い。グリア細胞と無髄線維からなり、神経組織ではあるが神経細胞ではないとされる。脳下垂体後葉から分泌されるホルモンはオキシトシンとバソプレシン。エオジンによって染色される様々な大きさの球状物が存在し、これはヘリング小体と呼ばれる。
節後神経細胞の軸索。無髄線維。
神経節から効果器(実際の臓器や組織)に繋がる神経細胞。その軸索(節後線維)は無髄線維。節前神経細胞からシナプスによる伝達を受ける。
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