健康用語WEB事典

牛海綿状脳症(bovine spongiform encephalopathy : BSE)

プリオン病の一つ。牛のがスポンジ状になることで、安定して立てなくなり、衰えて死に至る。狂牛病とも。

ヒツジ海綿状脳症スクレイピー)にかかった羊の内臓を食べた牛が発症した。

ヒトでも牛海綿状脳症となった牛を食べることでクロイツフェルト・ヤコブ病を発症する可能性が指摘されたため、牛肉の輸入制限などが行われた。

1996年3月20日,英国政府は,狂牛病(正式には牛海綿状脳症 BSE:Bovine Spongiform Encephalopathy)が,極めてまれに人間にうつり,新型異型クロイツフェルト・ヤコブ病(nvCJD new variant Creutzfeldt-Jakob disease)となって発病する可能性があることを認めました.それまで,人間にはうつらないとしていた英国政府が一転してうつる可能性を認めたのですからヨーロッパを中心に大きな混乱が起こりました.日本でも英国の牛,羊を原料とした食品,医薬品の安全性を心配する声があがりました.*1

*1国立犀潟病院 臨床研究部 池田正行 狂牛病の正しい知識 Version 4.1: https://square.umin.ac.jp/massie-tmd/bse.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


牛海綿状脳症に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:10:14