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ワクチンの元となった牛痘ウイルスによる感染症。
ワクチン(vaccine)という名前の由来ともなっている。
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体内に病原体を注入し、人為的に免疫を獲得させて病原体への抵抗力をつけるもの。記憶細胞を作ることで二次応答を可能にする。ワクチンを注射するのが予防接種である。主に感染症の予防のために利用されるが、アルツハイマー病や高血圧、糖尿病などの非感染症に対しても利用されるワクチンが存在する。感染症のワクチンの原材料となる病原体は、それに適した動物(宿主)に感染させて増殖したものを利用する。ワクチンの殺菌にはエチル水銀が使用されるものもあるが、人体に対する影響は低いと考えられている。ワクチ…
ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属のDNAウイルス。牛痘の原因となる。牛以外にもネコ科やヒトなどを宿主とする。ヒトに感染しても症状は軽く、瘢痕も残らない。さらに、牛痘ウイルスに感染すると天然痘ウイルスに感染しなくなるため、天然痘のワクチンとして使用された。
病原体の感染によって発症する病気のこと。ヒトまたは動物からヒトに感染する感染症を伝染病と呼ぶ。感染症法により、以下に該当する感染症は国に対して発生報告が義務付けられている。-1類感染症-2類感染症-3類感染症-4類感染症-5類感染症これらは、感染力や重篤性などによって分類されている。
1980年にWHOによって撲滅が宣言された感染症。痘瘡や痘疱とも。国内では1955年以降は確認されていない。原因は天然痘ウイルス。1798年、種痘が天然痘の予防に効果があることがエドワード・ジェンナーによって報告され、現在のワクチンの先駆けとなった。牛痘に感染したことのある乳搾り女は天然痘に罹らないという観察に基づいて、ジェンナーは病原性が弱い牛痘に罹らせておけば、多くの場合に致命的である天然痘に対して防御能力が高められるのではないか、すなわち天然痘に対して免疫になるのではな…
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