最近更新された用語
病理検査のひとつ。組織の一部を切り出して調べるもの。*1
針(生検針)を使って組織を取り出すものは針生検と呼ばれる。
関連する用語
数週〜数ヶ月で急速に進行する腎不全と血尿、蛋白尿、赤血球円柱、顆粒円柱等の腎炎性円柱などを特徴とする、腎臓の糸球体に起こる炎症。平均発症年齢は65~70歳と高齢者に多い。腎生検では半月体が認められる。発症には自己免疫が関わると考えられている。症状は全身倦怠感、微熱、食欲不振、息切れ、呼吸困難、咳、血痰、痺れ、出血斑などがある。無症状の場合もあるとされる。タグ:
通常の細胞診や針生検でははっきりしない乳腺疾患の診断のために行われる生検。マンモグラフィーや超音波検査画像で病変を確認しながら特殊な針(ステレオガイド下吸引式乳房組織生検装置、商品名はマンモトーム)を刺し入れ、針の側面にある吸引口で組織を採取する。マンモトームの針は円筒状のカッターとなっており、一度針を刺せば途中で針の出し入れをすることなく、一度の操作で4mm程度の切開創から十分な量の組織を採取することができます。
細胞診よりも太い針を使って組織を取り出す生検。病変部位に局所麻酔をして針を刺し、その組織を採取する。
紫外線によって起こる代表的な皮膚がん。皮膚の表面が乾燥・発赤してかさぶたができる。白色のうろこ状の鱗屑(りんせつ)を伴う大きさ1~3cm程度の紅色の発疹としてみられることが多く、顔面や耳、前腕、手の甲などの紫外線を受けやすい皮膚に好発します。がんが表皮にとどまっている早期がんの状態であるが、放置すると次第に隆起して浸潤性の有棘細胞がんになる恐れがある。他の皮疹との誤診を防ぐために生検を行う。イミキモドによって治療可能。
糸球体の血管壁に免疫複合体が沈着することでタンパク質が漏れる腎臓の異常。腎生検では糸球体基底膜にIgGが沈着し、基底膜が厚く見えるため膜性腎症と呼ばれる。IgGに対応する抗原は不明なことが多い。明らかな原因としてがんや膠原病、B型肝炎、C型肝炎、抗リウマチ薬などによるものが知られているが、特発性の発症もある。35歳以上に多く、70%以上でネフローゼ症候群が起こり、成人のネフロ-ゼ症候群の原因の約25%を占める。血尿は約10%で程度も軽い。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。