健康用語WEB事典

関連する用語

脳下垂体前葉に存在し、甲状腺刺激ホルモン（TSH） を分泌する神経細胞。TSH分泌細胞からの甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンの刺激による甲状腺刺激ホルモンの産生は、ドーパミンやソマトスタチンなどによるKGチャネルの活性化を介して抑制される。

甲状腺刺激ホルモンの支配を受けずに甲状腺ホルモンを分泌する甲状腺の結節。プランマー病の原因となる。ヨウ素が不足しやすい国々では頻度の高いことが知られている。

人体に必要なミネラル元素のひとつ。甲状腺ホルモンの合成に必要なハロゲン。体内には甲状腺に全体の70〜80%が含まれる。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成要素である。欠乏すると甲状腺刺激ホルモンの分泌が亢進し、甲状腺腫を起こす。主として海藻類に含まれる。特に昆布に多く含まれている。過剰摂取によって甲状腺の機能に悪影響を与えるため注意が必要。昆布のヨウ素含量はとても多く、乾燥昆布を1グラム食べただけで海外の1日最大摂取量500マイクログラムの数倍になってしまうため、欧州では安全性の観…

生体内の特定の細胞で産生されて血流で標的となる臓器に運ばれ、それを受け取る受容体を持つ細胞に作用して特定の応答を引き起こす物質。名前の由来は、ギリシャ語で「興奮させる」という意味の hormaein とされる。血液を介して情報伝達を行うため、血管が通っていれば離れた部位にも作用できる。体内に100種類以上のホルモンが確認されており、体の各部位ごとに異なる種類のホルモンが分泌される。ホルモンは微量で十分な作用を及ぼす。ホルモンの量が過剰であると、その作用が低下する場合も報告され…

甲状腺刺激ホルモンの分泌を促進するホルモン。プロチレリンとも。3つのアミノ酸（グルタミン、ヒスチジン、プロリン）によって構成される。視床下部の室傍核で産生される。

参考文献一覧

ご意見・ご要望をお聞かせください。