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病気の原因となる微生物やウイルスの総称。*1
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膵管から十二指腸に分泌される、セリンプロテアーゼに分類される消化酵素。エンドペプチダーゼに属する。前駆体はトリプシノゲン。リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸のカルボキシル基側のペプチド結合を加水分解する。トリプシンはタンパク質切断反応において特別なセリン(serine)アミノ酸を用いることから、セリンプロテアーゼ(serine protease)として知られている。トリプシンが膵臓のタンパク質を分解することで膵炎の原因となる。トリプシンを分解するヒト腸内細菌が存在し、トリ…
カスパーゼのひとつ。腸管の上皮細胞はサルモネラ菌や腸管病原性大腸菌などの細菌感染に応答してカスパーゼ4依存的な細胞死を起こして病原体を排除する仕組みを持つ。赤痢菌はカスパーゼ4に特異的な阻害因子(OspC3)を分泌してこれに抵抗する。カスパーゼ4の活性化による炎症性細胞死はパイロトーシスと呼ばれる。タグ:
病原体感染におけるサイトカインの産生において必須な役割を果たすキナーゼ(細胞内シグナル分子)。NAKやT2K、IKKiとも。B細胞の抗体応答の抗原特異性やB細胞免疫記憶の長期記憶を司る胚中心B細胞の形成においてTBK1が必須であることが確認されている。ホスファチジルイノシトール-5-リン酸を抗原と共に免疫すると、TBK1シグナルを直接活性化することでアジュバント効果を発揮し、抗原特異的抗体を誘導することが報告されている。DNA刺激に応じたⅠ型インターフェロンの産生にはTBK1…
樹状細胞やマクロファージに発現する活性化型C型レクチン受容体。Fc受容体γ鎖(FcRγ)と会合して細胞内にシグナルを伝達する。樹状細胞はこれによって病原体や死細胞の糖脂質を認識し、免疫応答を活性化する。タグ:
細胞内にあるパターン認識受容体の代表的経路。細胞質のDNAセンサー。PQBP1は、エイズウイルスなどの病原体が感染して逆転写酵素により細胞内でcDNAができると、cGASとともにcDNAを認識し、STINGを介した炎症遺伝子の発現誘導を起こす。ウイルス感染時以外でも、細胞の老化やDNA損傷により核膜を通過したDNAが細胞質に蓄積するとcGAS-STING経路が活性化し、IFN-α、IFN-βや炎症性サイトカインが産生される現象が報告されている。タグ:
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