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皮膚の真皮にある皮脂線?から分泌される油脂。
皮脂が皮膚の表面で皮脂膜という膜をつくり、皮膚の表面を覆う。*1
関連する用語
皮膚の常在菌のひとつ。プロピオニバクテリウム属の嫌気性グラム陽性菌。アクネ菌やアクネ桿菌、キューティバクテリウム・アクネスとも。毛穴や皮脂腺に存在し、皮脂をリパーゼによって加水分解してプロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ち、付着する病原菌の増殖を抑える。また、紫外線などの酸化ストレスによる皮膚の細胞の損傷を抑える働きのある抗酸化酵素を分泌することが報告されている。健康な肌におけるリボタイプのアクネ菌は宿主の生体防御系を活性化することにより黄色ブドウ球菌への…
馬から得られる油脂。ヒトの皮脂の脂肪酸組成に近く、リノール酸を多く含む。皮膚に対する保湿効果を持つ。馬の脂肪には、二重結合を多く含む多価不飽和脂肪酸が他の陸上哺乳動物よりも多く含まれることが知られている。馬油の経口摂取は、VLDLやLDLを減少させてHDLを増加させる脂質代謝改善作用を発揮することが報告されている。タグ:
マカダミアナッツやアボカドなどに多く含まれる脂肪酸。パルミチン酸を構成する炭素鎖の9位-10位(Δ9)が二重結合になった一価不飽和脂肪酸。9-ヘキサデセン酸やパルミトオレイン酸とも呼ばれる。Δ9-デサチュラーゼによってパルミチン酸のΔ9が不飽和化されてパルミトレイン酸となる。常温で液体(融点 -0.5℃)パルミトレイン酸とカルシウムとの塩が、黄色ブドウ球菌やアクネ菌に対する殺菌作用を持つことが報告されている。その上、人体に有用な表皮ブドウ球菌は殺菌しないとされる。ヒトの皮膚に…
頭皮や顔面など、皮脂の分泌が盛んな部位に起こる皮膚炎。頭皮に起こる場合はフケ症とも。脂漏性皮膚炎は,脂漏部位である頭部,眉間,鼻周囲,耳,胸部正中などに生じる油性の鱗屑を付す比較的境界明確な紅斑を特徴とする疾患で,新生児から乳児期に発症して自然消退する乳児型と,思春期以降に発症し,慢性に経過する成人型とがある,原因は癜風菌(マラセチア)やビタミンB6の欠乏、遺伝的要因など。頭皮だけに起こる乾癬は脂漏性皮膚炎と診断される場合がある。
皮脂の分泌異常によって角質が剥がれて出来るフケが原因となって起こる脱毛症。頭皮にフケが多量に発生し痒みを伴う。毛は細く短いまま抜ける。
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