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DNAが核膜に包まれており、細胞小器官を持つ細胞である。
真核生物の核は、核膜によって細胞質から仕切られている。
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すべての真核細胞に最も多く存在し、細胞骨格の形成や細胞運動に関わるタンパク質。アクチン線維を作り出す。筋肉を構成する主要なタンパク質であるが、筋肉以外の細胞にも含まれ、細胞運動、細胞内と細胞外の間の物質輸送、細胞分裂、神経細胞の突起の伸長、脳・海馬での記憶の保持など様々な機能に関わる。アクチンは単量体であるときの分子の形状(G型)と、重合体に組み込まれたときの分子の形状(F型)で異なり、F型アクチンのみがATPアーゼ活性を持ち、ATPを加水分解できる。-α-アクチン-β-アク…
細胞の内部には生体膜で区切られた多くの器官で埋め尽くされている。これらの細胞内に生息する個々の器官のことを細胞小器官と呼ぶ。オルガネラとも。それぞれの細胞小器官は細胞の活動に必要な特定の機能を持っている。かつてはそれぞれの細胞小器官は離れて存在すると考えられてきたが、細胞小器官同士が部分的に接していることが明らかになっている。小胞体と細胞膜が接する膜接触部位では、異なる種類の脂質の交換が行われていることが報告されている。-細胞膜(細胞を包む生体膜)-細胞核(DNAを持つ)-小…
古くからアルコール醸造やパン作りのために用いられてきたサッカロマイセス属の酵母。真核細胞のモデル生物として利用される。球形か楕円形で直径約5〜10μm。出芽によって増殖するため出芽酵母とも。ビールの製造に用いられるためビール酵母とも。グルコースやスクロース、マルトース、ガラクトースを発酵するが、ラクトースは発酵しない。好気条件、嫌気条件に関わらず増殖できる。好気的条件下では酸素を利用した呼吸によって二酸化炭素と水を排出する。嫌気的条件下ではアルコール発酵によってエタノールと二…
酸素発生型光合成を行う原核生物のグループ。藍藻(ラン藻)とも。真核細胞の祖先との内部共生によって真核細胞に取り込まれ、植物の葉緑体の祖先となったと考えられている。一部のシアノバクテリアは食品として利用されている。
サイクリン依存性キナーゼのひとつ。全真核細胞に共通の酵素。CDC2とも。M期促進因子の構成要素であるキナーゼ。細胞周期の特定の時期に増殖が停止する遺伝子として発見された。サイクリンBと複合体を形成し、その活性化によって細胞はG2期からM期へ進む。
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