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原核生物のひとつ。いわゆる細菌を指す。真性細菌とも表記される。
関連する用語
細胞内に存在する、カルシウム依存性のプロテアーゼ。哺乳類には15種類のカルパインが存在する。カルパインは現在までに調べられた全ての多細胞真核生物と、ほとんどの単細胞真核生物と一部の真正細菌に存在し、スーパーファミリーを形成するCysプロテアーゼである。活性化することによって細胞死を誘導する。緑内障における活性化が確認されており、カルパイン活性を抑制することで網膜神経節細胞を細胞死から保護できることが示唆されている。-カルパイン1(μ-カルパイン)-カルパイン2(m-カルパイン…
モラクセラ属の真正細菌。急性中耳炎や細菌性肺炎の原因となる。また、小児の急性鼻炎および副鼻腔炎の代表的な原因菌のひとつでもある。
菌糸が放射状に伸びることから名付けられた、土壌に生息する原核生物(真正細菌)。原核生物でありながら真核生物のカビに似た複雑な形態分化を行うという特徴を持つ。人体に害を及ぼす病原性放線菌が存在するが、ストレプトマイシンやタクロリムスなど、有益な物質を持つ種類もある。放線菌の一種であるストレプトマイセス・グリゼウスから結核に効くストレプトマイシンが発見されて以来、約2400種の抗生物質のうち約2000種が放線菌によって生産されることが報告されている。
真正細菌の属のひとつ。偏性嫌気性で芽胞を形成するグラム陽性の桿菌。クロストリジウム属の細菌を多く持つマウスは腸炎やアレルギー反応が起こりにくいことが知られており、制御性T細胞の産生を強力に誘導することが報告されている。潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の患者では、クロストリジウム属細菌が減少しているという報告もある。
グラム陰性で偏性好気性の真正細菌(アセトバクター属)。エタノールの発酵によって酢酸を生成する酢酸発酵を行うため、食酢の生産に用いられる。食酢以外にもグルコン酸、セルロース、アスコルビン酸(ビタミンC)の製造に用いられる。酢酸菌による酢酸発酵の終了後に酢酸菌と酢を分離せずに放置すると、酢の過酸化(腐敗)が起こる。国内の食酢製造に使用される酢酸菌は酢の過酸化力の微弱な種類であり、これが起こりにくい。
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