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胎生第4週の終り頃にできる、視溝?を囲む神経板が突出して球状の袋となった構造。内部には視室?が存在する。*1
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卵を体内で受精して成長した胎児を出産する、主に哺乳類で行われる繁殖様式。
胎児が持つ中枢神経(脳と脊髄)の原型となる、一枚の厚い板状の外胚葉。神経板は受精後第4週目に、管状の神経管に変化する。中枢神経系の形成は、体の背中側にできる「神経板」と呼ばれる板状の組織が体の内側にくぼんで溝(神経溝)を作り、「神経管」と呼ばれる管状の構造に変形するところから始まります。
脳の発生過程において神経管から発生する一次脳胞のひとつ。前脳とも呼ばれる。最終的には大脳皮質、大脳基底核、視床、視床下部などを含む大脳と間脳になる。神経管の頭側端部を構成する前脳胞は、菱脳胞や中脳胞よりも遅れて発育する。前神経孔が閉じた時点では、前脳胞はほとんど後の間脳胞の部分のみからなり、その左右の壁の腹側部から、眼球の原基である大きな眼胞が左右に向って突出する。
両側の視神経が交差する部分。視神経は視交差から再度左右に分かれ、視索となる。この直上に体内時計に関わる視交叉上核が存在する。視床下部の前端をなす視陥凹(眼胞の出発部)のすぐ後方に続く腹側壁は、胎生第5週頃から肥厚を始めて、視交叉板となる。眼球の網膜が形成されるにつれて、網膜から出る視神経繊維は、この視交叉板に進入し、全体として視交叉(Chiasma opticum)を形成する。
眼球の発生過程において、眼胞が内側に窪んでできる構造。
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