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感覚器で受け取った刺激を中枢神経に伝える神経。*1
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TRPVのひとつ。後根神経節や全身に分布する感覚神経の神経終末の細胞膜に存在するバニロイド受容体。カルシウムイオン透過性の高い非選択性陽イオンチャネルであり、43℃以上の熱や酸(プロトン)などの刺激によって活性化する。カプサイシンなどの辛味(痛み)刺激を感じる受容体のひとつ。また、TRPV1の活性化によって、TRPV1と同じ感覚神経に発現しているアノクタミン1の活性化を誘発し、その辛さを増強する。TRPV1 は,おもに末梢知覚神経C線維上に存在し,カプサイシンやpH6以下の酸…
最初に発見された神経栄養因子。知覚神経細胞、交感神経細胞の神経分化を促進し、神経機能の獲得、維持のために働く。脳では神経細胞とアストロサイトによって生成される。NGFは末梢副交感神経系,運動神経系を含む中枢神経系の神経細胞には作用しないこと,NGFが作用しないこれらの神経細胞に働く因子が発見されたことなどから,神経細胞の生存や分化に影響する因子を神経栄養因子(neurotrophic factor)と総称するようになった.知覚神経において、温度感覚や痛覚の維持に関わる。-BD…
NGFファミリーに属する神経栄養因子(ニューロトロフィン)のひとつ。知覚神経において固有感覚の維持に関わる。中枢神経系の中では小脳に最も多く発現する。NT-3を欠損させたマウスは三叉神経系ならびに固有知覚系に障害が起こることが報告されている。
様々な癌腫において腫瘍の進展や制御に重要なキナーゼのファミリー。神経栄養因子に対するチロシンキナーゼ受容体。末梢知覚神経の神経節では個々の神経細胞が以下のいずれかひとつを発現しており、それぞれに対応するニューロトロフィンに完全に依存していることが報告されている。-TrkA-TrkB-TrkC
眼窩内に存在する、脳に視覚情報を伝達する神経。第Ⅱ脳神経とも。視神経は眼球網膜の第8層である神経細胞層中にある多極神経細胞から出る神経線維が集まって出来る神経である。... ヒトの視神経は眼球網膜の神経細胞層中にある多極神経細胞から出る100万本以上の神経線維からなる。橋上部の背側から両側に開いて走行し、内頚動脈の内側より海綿静脈洞外壁にある三叉神経節から前方に向かい上眼窩裂を通って眼窩に入る。両側の視神経が交わる所を視交叉と呼び、視交叉から左右に分かれて視索となる。
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